晴れ渡った元日の空に風が吹き始めました。
静かな年明けです。夫はゴルフの新年杯で
はやばや出かけ、猫のジーニーとふたり。
大晦日の夕方、友人の惣菜屋さんが山のように
おせち料理を作って持ってきてくれました。
代金をどうしても受け取ってくれません。
別所帯を持つ二人の息子の家の分まで作って
くださって、どうお応えしたものか。
ご近所の一人暮らしのかたに、いつもお庭の
菊の花を頂くので、そちらにもお分けしました。
警察と消防署の真向かいにある小さな
総菜屋をお母さんと娘さん息子さんの三人で
やっておられます。ささ百合の花のような娘さん。
お母さんはどこか天に身の全てを預ているような
正直で奉仕的な「雨にもまけず」の主人公そっくり。
良い人に出会えるのも人生の徳かなあと。感謝。
詩はやなせたかしさんの「詩とメルヘン」という雑誌
に昔投稿したもの。やなせさんの挿画で
掲載されました。
ふたり
立体交差の陸橋したで
くず屋のおじさんのお昼
リヤカーにかしぐほど積まれた
ダンボールを一枚敷いて
黒犬をすわらせ
あぐらをかいて
白い紙包みをあける
バタつき食パン一斤 牛乳一本
犬が手もとを黙ってみている
おじさんはパンをひらいて
バタのつき具合をみる
それから大きくほおばって
ゆっくり食べはじめる
バタの多いほうを黒犬においてやって
竹橋は午後の雨