女王さまの夜食カフェ
小説を読みながら
自分をどこかの登場人物に成りすまし
喜怒哀楽を疑似体験する。
そんな中でも、大概前を向くとか克服立ち向かうなとが好物。
今回は、登場人物がちゃんと折れてモヤモヤもし
上手くいかないことも味わい
偽ること、痛みを見ないことへの喝
そして複数の人が登場する場所があることで
新たな癒しや克服、見つめ直すきっかけを
気付かされていくー
人の人生ストーリーを垣間見るのは楽しいし
ことばも巧みで優しく
私も同じ様に、他者へコメントしてあげられたら
いいのにね(笑)と思うほどです
……
淡々と人生送る主人公じゃなくて!
本当に強いのは、自分の中の弱さと
ちゃんと向き合ってる主人公だよ。
空元気を出しているようにしか見えない…。
(本文より)
誰かと一緒に居たくて、でも、
しがらみのある友人や知人とは喋りたくない。
そんな矛盾した人恋しい夜が
誰にでもあるのよ。
(本文より)
生きていくのって、寂しいのよ。
別に、私みたいな人間に限ったことじゃなくてね。
だって、世の中には
儘ならないことだらけじゃない。
どんなに思い合ってても、分からないことはたくさんあるし。
親子だって、夫婦だって、
恋人だってそうでしょう?
お稽古袋を一杯に抱えた未央は、
靖子の背中に向かって叫んでいた。
お母さん。私を見て。
一番の成績を取った私や、
お稽古の発表で注目されている私じゃなくて、
ただお母さんのことが大好きな、
まるのまんまの私を見てよーー。
そう泣き叫ぶ幼い自分が、いつしか娘の姿と重なった。
(本文より)
ことばが優しく、はっとさせる一文が潜んでいて
アドバイスをそっと添える
シャールの器が大きくて温かい。
読みながら、こちらまでほっこりさせてもらえる。
リピート必須の愛読書シリーズとなりました。
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