中国の戸籍制度は農村戸籍と都市戸籍に厳格に分かれている。日本を含む民主主義諸国の様に何処へでも自由に移転出来ない。特に農村戸籍の者が都市の市民になるのは、極僅かな例外以外はほぼ不可能である。  その様な事情から農村戸籍の労働者は、子供を農村部に残して都市部に出稼ぎに行かなければ家族を食べさせていけない現実がある「留守児童」現象は中国特有のもと言われている。

農村に残された子供は祖父母や親戚に預けられている。数年に1度しか両親に会えない子供が多数存在する!「留守児童」の記録は2015年時点で6100万人以上となっており現在では更に増加している。

横浜中華街では春節も終わり、日常が戻り始めているが、大陸の農村では春節の間にも悲劇が起きている。上の写真の少女は3年ぶりに母親と再会出来たが母娘はたった半日で別れなければならなかった。少女は母親を乗せたバイクを必死の思いで

1Kmも追い続け、泣きながら「媽媽不要去!」(お母さん行かないで!)と叫んだが疲れ果てて地面に倒れた。次は何年後に会えるか分からない。

この少女が中国大陸には生まれずに、日本列島🗾か台湾に生まれていれば、両親と別れて暮らすこともなかっただろう!

           続く