中国の古典で、特に儒教が重視しているのが「四書五経」だ。『論語』『孟子』『大学』『中庸』『詩経』『書経(尚書)』『易経』『礼記』『春秋』その中でも孟子は人間が本来持つべき「性善説」を唱えていることで有名だ。孟子曰く「人は皆、他人の不幸を黙って見過ごせない心(不忍人之心)を持っている」とした。「人助けを自分の喜びとする」ことが中華民族の伝統的な美徳だった。ところが現代中国では、他人の不幸を見過ごせない親切な善人が、恩を仇で返されるトラブルに巻き込まれている⇒2006年11月20日南京で20代の男性がバス停で転倒した60代の女性を助け起こした。親切な20代の男性は60代の女性を病院へ連れて行き、その場の診療費まで立て替えた。だが、親切な男性に助けられた60代の女性が「この男に突き飛ばされて転んだ」と言い出して、家族と共に20代の男性を提訴した。親切な男性は恩を仇で返され、なんと賠償金を要求されるという前代未聞の「善意トラブル事件」へと発展した!裁判の結果⇒助けた男性に約4万元(約64万円)の支払い命令が出た⇒この賠償金額はその当時の一般中国人の年収に相当する大金!勿論この親切な20代の男性は釈明したが、裁判所は聞く耳を持たず、裁判官は男性に対してこう言い放った「あなたが突き飛ばしたのでないのなら、何故助け起こしたのか?」⇒「無関係な人間を助けるはずなどない」と、この裁判官は言いたいらしい!
助けられた60代の女性は何故親切にされた20代の男性に対し恩を仇で返したのか?考えられる原因⇒中国では社会保険制度が不完全で、人によっては病院にかかると大金を請求されるその料金を支払いたくないので、親切な男性に突き飛ばされたと嘘をついて賠償金を手にした。そして裁判官も親切な男性ではなく、嘘つき一家側に立ってしまった。
この事件以来「親切や善行は賠償や裁判沙汰になる」という恐ろしい結論が中国人の心理に烙印を押した!⇒中国全土のモラル崩壊大爆発⇒そして現在進行形! 続く
