中国共産党メディア「人民網」は国際世論調査会社イプソス(Ipsos)が行った調査を引用し、中国が世界32カ国中最多の91%が自分自身を幸福だと認識しており、主観的幸福感90%以上世界最高!と報じている。これに対し中国人の一部は「その通りだ!」と同調しているが、一方で「一体誰を対象にしているのか?」と世論調査の信憑性を疑問視する声も多数ある。

この世論調査は中国中央電視台(CCTV)などの中共メディアから発信された国内外向けの、政治宣伝である事はあきらかである。

中共が引用したイソプス社に拠る調査はオンラインを通じて32カ国の成人2万2508人を対象にして実施されており中国人1000人から回答を得ている。しかし、1000人全員が高等教育を受けており、経済的にも豊かな都市部の市民である中国人の中ではエリート層⇒サンプリングの偏りが明確!しかもオンラインを中共が監視している中で実施されており、回答者は恐ろしくて迂闊な発言は出来ない状態!この様な状況下で実施された調査に有効性があるのだろうか???      続く