木曜日の仕事が終わり
終業のチャイムが鳴りやむかどうかのタイミングで
急いで職場から駅まで
猛ダッシュ。

快速電車に飛び乗って
友達と待ち合わせの駅に向かいました。

この日は神宮外苑の花火大会。
買い出しをしたら
ちょうど友達から仕事終わりのメールが入りました。

花火大会の前にSKE48のステージがあり
入場の際に
近くで見ることができました。

自由席だったので
一番端に座ることにしました。
結果的にこれが大正解。
何もさえぎるものがなく
花火を見ることができました。

帰り道
物凄い人の数なので新宿まで歩いて帰りました。

秋葉原で友達と別れて
東京から夜行バスで梅田へ向かいました。
花火大会の余韻と
クーラーの利き過ぎで寒くて
寝たら風邪をひくと思い
車内ではずっと起きていました。

梅田から阪神電車で甲子園に行き
7:30の時点でチケット売り場には
長蛇の列が出来ていました。

自分は成田高校・中川投手のピッチングが
一番よく見える中央特別指定席のチケットを購入し
ネット裏で観戦しました。

第一試合の興南-報徳学園は
興南が0-5から6点を奪い
劇的な逆転勝ち。
凄い試合を見ました。

いよいよ成田の試合。
序盤いきなり3点を奪われ
苦しい展開の成田でしたが
3回裏一気に5点を奪い逆転。

4回にはホームランで追加点を奪い
6-3になった時は
「これは、いける」と思いました。

でも
中川投手は疲れていました。
ストレートにいつもの迫力がありません。

東海大系列の学校の左バッターは
伝統的に同じ打ち方をします。
ベースギリギリに立って
インコースを巻きこんで
フォローを大きくとるバッティングをします。

自分が現役の頃から
東海大系列出身の選手はこのような打撃スタイルでした。

インコースをことごとく
鋭く振り抜き
アウトコースの球は
うまく合わせて弾き返していました。
中川投手、5回6回で7失点です。

東海大相模の一二三投手は
インコースに緩く抜けるシンカーと
アウトコースに流れるスライダー中心のピッチングに変え
すっかり立ち直りました。

それでも8回裏
成田打線が粘りを見せます。
執念の攻撃で必死の反撃。

千葉大会から馴染んだ応援。
一層大きな声援が飛んでいます。

選手の集中力とスタンドの後押しに
涙が止まらなくなりました。
試合展開ではなく
スタンドも含めた
成田の一丸となった攻撃に
感動したのです。


9回裏
成田の最後のバッターが三振に倒れて
我慢していたのですが
タオルで顔を覆いながら
思い切り泣いてしまいました。

前の席に座っていた興南高校のOBが
「大丈夫か?相模は倒してやるから」
と温かい言葉をかけてくれて
余計涙が止まりませんでした。

大坂の友達からメールが入り
電車の中で
また泣いてしまいました。

帰りの新幹線
大混みでしたが
何とか座ることができました。

途中、名古屋から
親子連れが乗って来ました。
真ん中の席だけあいていたので
子どもが座りました。

お母さん、ずっと立ちっぱなしだったので
自分が席を譲って
ドアの外のロビーで座っていました。
一人でボーッとしながら
ウォークマンから流れる
『ONE SUMMER DAY』が
心を癒してくれました。

走れ!レッドスター

走れ!レッドスター

走れ!レッドスター