変わる世界 | シェーグレンの笛吹き

シェーグレンの笛吹き

シェーグレン症候群だけど笛吹いてます

半月ほど前に、一本の電話が来ました

「歌舞伎いかがっすか!国指定の重要文化財でイベントやるんだけど役者で出ない?」

二つ返事でOKしました
いつかここの歌舞伎と縁があったらいいな、と思っていた縁が向こうから来ちゃった!
人員集めで苦慮していた文化財保護活動の方が、踊りの先生に誰かいないかと電話をかけ
そこから私に話を振ってくださったようです
ありがとう先生!!


実は…この歌舞伎のトップの方が
シニア太鼓教室に来てくださってる方のお友達で…
じゃあとりあえず話を通しておくね、と電話してくださった翌日
なんとこの歌舞伎一座が打ち上げをしているところに偶然遭遇
「えー!?昨日電話したいのうえさんですよねー!?」
「わー、縁結びの神様なだけあって(会場が国宝のすぐ横)縁、ありましたね!」

とっても雰囲気のよさそうな方々で、ここは温かくていい沼なんだろうなあって( ◠‿◠ )



お稽古が始まって、人生で初めての台詞を覚えるという作業に(日本駄右衛門役)
なかなか覚えられないけど…楽しい!!!

本番は3/13
前の週も踊りの舞台、っていう去年の状態からは考えられないような過密スケジュールで
ひとまずこのイベントをこなさないと何とも言えないけど

歌舞伎、単発イベだけじゃなくちゃんとやりたいです!楽しい!

ローカル歌舞伎は女の身でも役者として舞台に立てて…
私が一体どんな日本駄右衛門になるのか、まだ自分でもイメージがふわふわですけど
声にドスをきかせて見得を切る、演じるのって楽しいですね




いつまでも自分は崖の下にいて
ありえたはずの(存在しない)ハッピーエンドのIFを追い求めて
時間を戻したくて戻したくて仕方がなかった…はずだったのだけど
気がついたら、ああ今はその崖の先の時間にいるんだろうなって
戻りたいと思わなくなっていたことに、気が付きました


今日は、4/18の国宝奉納で、ずっと目指してきた笛方配置が確定
多分、今の状況は…十二分にハッピーエンドのひとつと言っていいんじゃ、ないかな…?

今は、病名は「好きなことだけしていても怒られない魔法」