ひっぱりうどん | こざるきっちん

こざるきっちん

大事にしているのは‘おいしくたべて たのしくすごす’こと。「旬」「日々のごはん」「東北の魅力」に触れながら、食の色々を綴ります。



山形の家庭料理「ひっぱりうどん」


自分の器に具材を入れ、そこに醤油をたっぷりかけてしっかり混ぜ、茹でたうどんを一人一人が鍋からひっぱり出し、器の具材と一緒にすする。


地元の人たちの食べ方をそのまま味わってみたくて、身近な山形出身の人たちに、個人インタビュー。


教えてもらったレシピで、準備して食べてみました。



器に入れる必須材料は、納豆、鯖缶、ねぎ、醤油。

家庭によっては、そこに生卵や鰹節も追加。


かけすぎじゃない?と思うくらいの醤油をかけ、鯖がほぐれて納豆となじむまで、しっかり混ぜ合わせる。


そこにうどんをイン!

具材と一緒にすすると、口の中に色んな旨みが広がって、うま〜♡


味が薄くなったら、醤油を追加して。


うどんを食べ切った時に、具が残っていたら、茹で汁を注いで、それもいただく。


魚と醤油の旨味の中に、ふっくら納豆の甘味が感じられて、納豆が大豆から出来たおいしい一品であることに、改めて気付く。



印象的だったのは、誰に聞いても、目をキラキラさせて、嬉しそうにわが家のひっぱりうどんの食べ方を教えてくれる。

その目の輝きは、芋煮トークの時以上。

その後、みんな「ああ、食べたくなってきた」とにっこり。


ひっぱりうどんは、山形の人たちの一家団欒に欠かせないステキな一品なんだね。