駅弁の思い出 | こざるきっちん

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大事にしているのは‘おいしくたべて たのしくすごす’こと。「旬」「日々のごはん」「東北の魅力」に触れながら、食の色々を綴ります。



ひとめぼれがデビューしてまだそれほど経っていなかった頃、仙台駅の新幹線ホームにある駅弁屋さんで、朝限定の小さなお弁当が販売されていました。


ひとめぼれに、卵焼きとウインナーだったかな、唐揚げだったかな。

漬物も添えられていたような。


おそらく朝一番の炊き立てを入れてくれたと思われ、一般的なお弁当よりも一回り以上小さなケースを手に持つと、まだ温かくて。

確か値段は500円くらいだったような。


朝早く、出張のために乗車した新幹線の中で、そのお弁当は、温度だけでなく、ココロもあったかくしてくれて、よし、頑張ろうという気持ちにさせえもらったものです。


今はもう売っていないのかな。

色んな駅弁を食べたけど、私にとってあれを超えるものはなく。

駅弁の会社の商品だったけど、作っている人のおもいみたいなのが感じられて、とってもおいしかったのを覚えています。

ちなみに、ひとめぼれの味や特徴はこの時に覚えました。


時は過ぎ、東京駅でたまたま見つけた海苔弁当。

素材にこだわり、保存料、化学調味料は不使用。

温かくはないけれど、舌にやさしくおいしくて、お腹への収まり具合もちょうど良く、タイプが全くものながら、仙台のお弁当が思い出されたのでした。


ちなみに、お米はつや姫使用。

お米をお弁当のメインのひとつとして作ってくれているお弁当に出会うと、なんだか嬉しいです。