「あけびの味噌炒め」
山形では秋の味覚として定番の家庭料理。
中身が食べられるのは知っていましたが、山形では皮を切って味噌炒めにして食べるそうで、秋にあけびを見かけると、食べたくなってソワソワしてしまうのだとか。
「皮そのものは苦みがあって、だけど他の具材と炒めて、甘味噌で味付けをすると味のメリハリがおいしくて」
「子供の頃は嫌いだったけど、苦みがおいしいと思えるようになった時、大人になった気がした」
あけびエピソードを話す山形の人たちはみんな嬉しそう。
レシピつきであけびのおすそ分けをして頂いたので、早速作ってみましたが、
本当!これ、すっごいウマイ!!!
甘味噌とあけびのクールな苦みの対極のおいしさに、あっという間に胃袋つかまれています。
調理のイメージは、なすの味噌炒め。
中身を取り出し、食べやすく切ったあけびの皮をなすの代わりに。
ひき肉ときのこがマストの食材で、家庭によって具材に特徴が表れるのだとか。
オトナ味のヤバいおいしさ。
ごはんもいいけれど、ぜひ旨いお酒と一緒に楽しみたい。
この先、あけび無しの秋を過ごすことはできないカラダになってしまったようです(^^;)
ちなみに、今回は「こしいぶき」と一緒にいただきました。
甘みすっきりの「こしいぶき」、まずはあけびの味噌炒めの風味をしっかり味わわせてくれて、ごはんを食べている満足感も与えてくれる名脇役でした。