行ったことのない映画館に行ってみよう! 第2弾!
てことで、行ってきました↓
ブルメールHAT神戸!
の、109シネマズHAT神戸!!
前回は「行ったことのない映画館に行ってみよう」がテーマでムービックス尼崎に行きましたが、今回は観たい映画が関西ではここでしかやっていなかったため赴きました。
2014年公開された安藤サクラさん主演の映画「百円の恋」の中国版リメイク作品です!
引きこもりのニート女性が主人公。
あまりの拗らせ具合に家族との関係も悪化させてしまった彼女は実家にすらいられなくなり、安アパートで百円ショップのアルバイトを始めます。
その近くのボクシングジムでトレーニングをする男性に惹かれた主人公は彼との関係で一歩前進!
これまでの冴えない人生から一発逆転や!
と思いきや。
件の男性ボクサーはなかなかのクズだし、その他の人間関係も控えめにいって「最悪」。
負けっぱなしの人生で、主人公はふと考えます。
ボクシングで負けた選手が、勝者と抱き合い健闘を称え合うのって、どんな感じなんだろう。
ましてや試合に勝ったときの気持ちってどんなものなのだろう。
無謀とも思えるプロテストを経てボクサーとなった主人公は、念願のリングに立つことに。
てな感じのが、そもそもの「百円の恋」のお話。
もうほんと、すんばらく心が震える作品で、映画館でも泣いたしDVDで何回観ても感情が熱くなります。
安藤サクラさんが、ニート期のぽっちゃり体型主人公からビッチビチにボクサーボディに身体を絞る様がリアルに観られるため、主人公の心境の変化もハンパなく感じられます。
ちっとネタバレになりますが……
ラストの試合シーンでリングに沈んだ主人公に、彼女が実家を出るきっかけとなった不仲の妹が客席から叫ぶ
「立てよ負け犬……ッ!!」
というセリフに、観る者(わたし)は号泣することしかできませんので気をつけて……ッ!!!
で、そんな安藤サクラさんと作品に感銘を受けた中国のコメディエンヌ? ジア・リンさんがリメイクを申請し、日本の原作チームからのバックアップも受けて完成したのがこの作品、「YOLO 百元の恋」。
ローマ字の部分は、You Only Live Once 人生は一度きり の略だそうです。
良かった……っ!!
そらぁ、元を知ってたらなおさらね。
てな部分もありますが、それこそ元をキチンと踏襲しつつオリジナルな面もあって、それはそれで「それもアリだよね」と思わされました。
主人公を演じたジア・リンさん自らの監督作で、彼女は元々より体重を増やして撮影に挑み、そこから50キロ以上の減量とボクシングのトレーニングを行うためメディアへの露出を伏せたそうです。
実際、わたしがこの映画のPVを観たとき、それぞれ別人が演じていると思ったのですよ!
それくらい体型も、そして表情も違っていて、
「え、同じ人が演じなければ、この作品の意味は半減するのでは……?」
と思ったのです。
安藤サクラさんも、その辺のリアリティを大切に肉体改造を行いつつボクシング技術を実際のボクシングジムで指導を受けておられ、撮影の最中にジムでトレーニングをしていたところ、
彼女を俳優と知らないジム生から「大会、近いんすか?」と声をかけられたというエピソードがわたしは大好きでして。
したらばジア・リンさんも、同じく減量とトレーニングで主演どころか監督まで担っているというではないですか。
原作ファンとして、そら知らん映画館にまで行って観たくなりましょう。
コンセプトはやはり人生のルーザー(負け犬) の大勝負なのですが、オリジナルである日本のそれとは別に、そんな作品を完成させるまでのジア・リンさんの肉体改造そのものも物語に組み込んだドキュメントにも仕上げていて、それが映画のエンドロールが終わるまで続いているところがグローバルなリメイクだな、と思いました。
主人公がギッチギチに身体を絞ってリングのある会場に向かう途中、窓に映るかつての自分と共に歩くシーンはオリジナル版での「立てよ負け犬……ッ!!」に匹敵する感動がありました。
はあぁ、泣いた。良い泣き。
知らない映画館に赴いてまで行って観て良かった作品。
いや、なんか後で調べたら大阪のどっかでも上映してるらしいけども、もっともっとたくさんの映画館で上映してほしいと思いました。
さて。お昼ご飯はどうしようかな。
わ! ムービックス尼崎のところと同様にカプリチョーザがある〜。
カプリチョーザにしよかな、いやでもせっかくやから別のレストランに……と
ポムの樹というオムライスの専門店でシンプルなオムライスをいただきましたよ。
魅力的なメニューが色々あったけれど、不慣れなわましは定番メニューで。
サービス期間? なのかお味噌汁もいただけて大満足!
美味しいな、楽しいな。
これから何して遊ぼうかな、と考えていたのですが。
自宅を出る直前に見たX(twitter) で話題になっていた映画
「温泉シャーク」
これ、たしかこの映画館でもやってたよな……
鮫が、温泉源から湧き出すように現れて「シャークシャクシャク」て嗤うやつ。
時間的にも……イケる……
てんで、勢いで観てきました「温泉シャーク」。
温泉街で有名な土地で蘇った最強シャーク(鮫)。
キテレツな過程で彼らは温泉に浸かる人間を食いまくる!
このままでは他の土地にまでシャークがシャクシャクとやってきちまうぞ!
しょうがないから土地ごと沈めたろ。
そんなことはさせないぞ!
と立ち上がる市長と鮫研究家と謎のマッチョマン。
急拵えの潜水艦で、温泉シャークを一挙集中攻撃、一網打尽や!!
したらば王冠みたいなヒレを持つアホみたいにデカい親玉シャークがやってきて……
みたいなお話。
大画面・高画質・高音響でナニを観せられてるんや……?
と思いつつ笑っちゃう作品で、
「シン・ゴジラ」の面白い版みたいな作品でした。
よっしゃー、明日からの連勤に備えた充電完了!
パンの街でもある神戸を脱出して、地元で明日のパンを買って帰りました。
色々散策する余裕もないくらい疲れちゃって……っ!
でも大満足な休日でした!
も少ししたら世の中は夏休み、そしてお盆休み。
街なかが賑やかになる間、わたしはしばらく大人しくしておきます!
ゲオで「百円の恋」や、マーベル映画好きに憧れているので、デッドプールシリーズをレンタル観てみようかな!!