ふと、
行ったことのない映画館に行ってみよう
と思い立ち、行ってきました。
普段は使わないルートと電車でキューズモール尼崎!
ムービックス尼崎という映画館があるショッピングモールです。
お店の開店は午前10時で、映画館は9時から。
観る予定の映画は9時10分からの「朽ちないサクラ」で、わたしが到着したのは8時半過ぎ。
早。
仕事より早い到着。
朝食をとっていなかったけれどゆっくり食べられる時間はないので、観賞後に遊びに行きたいお店を散歩がてらチェックしておきました。
んで映画館へ。
広ーい。
チケットを買って、お腹ペコペコなので売店カウンターでホットドッグとアイスコーヒーのセットを買いました。
920円。
けっこう高ーい。
んでも、今日は思んきし遊ぶと決めているので節制はしません!
右のは事前に別の映画館でもらっていたチラシです。
シアターに入って席の取手?にホットドッグセットのトレイをはめて、ポストカードもちっとそこに置いて、カバンを降ろしてカーディガンを脱いで……てやってからポストカードを取り上げたら、角にマスタードがついてしまってました!!!
うわーなんでや。ちゃんと端っこに置いたつもりだったのに。
添えられたお手拭きで、手より先にポストカードを拭きましたとさ。
さて。映画「朽ちないサクラ」。
ストーカー殺人事件における警察の不祥事が地元新聞社にスッパ抜かれてしまった……!
警察署で働く捜査権を持たない事務員?の森口泉は、幼馴染みで親友の記者、チカが記事にしたのではないかと疑いますが、彼女はそれを強く否定。
「わたしがネタ元を調べる。わたしの潔白が証明されたら……ちゃんと謝ってよね」
そう言い残して、チカは他殺体で発見されてしまいます。
泉は、親友を信じられなかったことに心を痛め、元公安の上司からチカとの関係を知られていたことも手伝って、独自で事件について調べることにします。
したらば、そもそものストーカー殺人の不祥事についてもなんや不自然やし、なんならそれよりもっと昔にカルト宗教が起こした最悪な事件まで絡んでんじゃないの、みたいなことになり。
事件の闇にどんどん引きずり込まれていく泉が真実に辿りつくとき、果たしてそれは全てが救われる結末になるのか……?
てなお話です。
その世界観に引きずり込まれてしまう重厚な物語で、
あのとき、自分がああしなかったらこうならなかった
みたいな深刻な「タラレバ」において、「でも、わたしたちは前に進まなければ」といった物語のテーマみたいポジティブなものにさえ色々考えさせられてしまう作品でした。
親友の死を調べる泉を杉咲花さん、協力者の生活安全課?の刑事を萩原利久さん、元公安の上司を安田顕さん、捜査一課?のボスを豊原功補さんが演じておられ、その配役がとても素晴らしいと思いました!
萩原利久さん演じる刑事が想いを寄せる笑顔が素敵な泉。彼は彼女に笑顔を取り戻してほしくて捜査に協力します。
確かに、親友を亡くす前までの泉の笑顔はとても無邪気で愛らしく、事件が起きてからの彼女の表情は殆ど動かず、親友の死に声をあげて泣くこともありませんでした。
その明暗の表情を演じ分ける杉咲花さんに圧巻でしたし、そんな泉をサポートしながら事件の解明にも手を貸す元公安の上司を演じる安田顕さんは文句なくカッコ良く、物語が進むにつれ明かされいく彼の過去への深い執念が、あの素晴らしく良い声に落とし込まれていましたし、
豊原功補さんの、ちょっとまだ昔の根性論を持ちつつ泉の捜査力を素直に評価しているTHE・刑事なガサツさ(ペコリーナ個人のイメージ)の演技が、そのスタイルの良さに目隠しをしてリアリティを色濃くさせてくれました。
んで、萩原利久さんはクールな面立ちでミステリアスなキャラクターがお似合いな方。
リアルではダチョウが大好きで、とうとうダチョウの専門書にコメントを寄せたり専門の先生と対談したりする学術的にマニアックな一面が、むしろ演じるキャラクターとのギャップを感じて個人的に大好きな俳優さんです。
さて。
重い内容の映画を観たあとは
うんまい。
付いてたスープもうまかったっす。
築地銀だこもあって迷いましたが、今回はパスタ。
後はフラフラぶらぶら遊び回って買い物して、次はコレ。
鑑賞二回目のおかわり。
やはり面白かったです。
世界中のひとが観ればいいのに。
部屋着も買って、機種変更のときに買ったスマホカバーを一生使うハメになるi-phone以外ユーザーのわたしなので、セールで売ってたアンドロイドのスマホカバーを予備で購入。
明日の仕事でのお昼ご飯にちょっといいパンを買って、再びいつもと違うルートをふうふういいながら帰宅しました!
楽しかったあぁ〜……!
明日からまた節制の日々だぜ。
あ、でも映画館で買ったホットドッグ、パンはカリカリふっくら、ソーセージはぷりぷりジューシーでめちゃくちゃ美味しかったから、お値段に文句なしでした。
さてさて、次は地元の、いつもの映画館で観たい映画がいくつか上映されるぞ。
で、大好きな映画「百円の恋」の中国リメイク版もぜっひ観たいから上映館を調べておかなくちゃ。
…………関西では、神戸の慣れない映画館でしか今のところ上映予定なし……。
今回はあくまで「行ったことのない映画館に行く」ことだけが目的でしたが、
近いうちに「観たい映画のために行ったことのない映画館に行く」ことになりそうですッ!
ああ忙しい忙しい。