触れられず

もう、８ヶ月か早いよな。
やっぱり公園やら、地元の場所を通ると、ふと記憶がよみがえるな。
あんなのやったよな。ここでも遊んだよな。
やっぱり、さみしさはあるよね。
あと、気を使われてるのか、だれも触れてこないよな。子供の話は。たしかに触れられてもな。答えは同じだからね。
あの三年間は、ほんとバタバタだったな。生活も、肉体も、精神も。
交代、調整、治療の話、希望、絶望、悔しさ、医療の限界。緩和ケア、余命、残りの人生、本人も感じてくる限界。
人間はいつか死ぬけど、早いよな。
最近思うことは、何事もなく、健康で、仕事ができ、休日だらだらでき、ほんとうに幸せ生活、
ふと、暇だなと思うとき、むちゃくちゃ幸せに感じる。
こうしてる時も、どこかの小児病棟で苦労してるんだよな。となりで泣いてたお母さんを思い出す。
となりで、折り紙おってた女子中学生思い出す。
あとから、亡くなったこと聞いてショックだった。
みんな笑顔に見えるけど、心のなかは泣いてるんだよなあの世界。別世界。毎日が疲れる世界。
いまでも思い出すわ。
あの世ってほんとにあるのか時々思う。
もしあったら、あいつになんて言われるのか、たまに思う。