宣告

初発の白血病です。のことば。
治療後の再発です。のことば。
どっちが、つれーんだ。
おれは、再発かな。だって、方法が、なくなってくわけだよ。あたま、真っ白だよ。

けど、無知だった、初発の白血病です。の言葉。
あれは、うそだろーあの白血病かよ。
間違いだろ、ドラマ定番の白血病ー。
死ぬことしか、うかばねー。
まわりみてもいねーよそんなやつ、
だけど、テレビじゃ聞く、ドラマで見る、みんな死んじゃうやつだよね。
あれも、泣けるよな。

やばい話って、必ず、個室呼ばれるよね。
そして、主治医、担当医2人、看護士１人、対面みたいな、そんで、お父さん呼ばれる。夫婦で聞かされる。この部屋、この空気、この緊迫感、あの医者たちの硬い顔。
　これを感じた瞬間、終わったー。と思います。
　実際の話も終わってます。
　どーにもならん話ばかりです。
　嫁、横で泣く、俺、平常心をよそおいながら、頭のなかぼー。みたいな。
　ちなみに、経験上、いいはなしは、にこにこしながら、下っ端先生が、話に来ます。
　だから、結果聞く前に、わかっちゃうんだよな。
　こんだけ、闘病長いと。
　もう、あの部屋、二度と入りたくねー。吐き気するわ。