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環境21世紀の会のブログ

環境21世紀の会は、柏市において活動しています。
身近な内容からグローバルな内容まで書いていきます。

 いよいよオリンピック・パラリンピック開催の年です。環境に関わる立場からすると、最も暑い時期ですが、マラソンだけは札幌でおこなわれます。昨年のような記録的猛暑や台風発生、それに伴う河川の氾濫・水害や土砂災害も気になります。昨年5月には北海道佐呂間町で39.5度を記録したそうです。異常気象は地球規模で起きています。傘寿を過ぎた老人が気を揉んでも仕方のないことですが、とにかくオリ・パラは穏やかに、しかも成功裡に終幕を迎えるよう祈るばかりです。 

 

 一庶民として今年のオリ・パラ景気はどうか気になるところですが、旧臘の新聞報道では、景気の先行きに暗雲?の見出しが目にとまりました。オリンピック景気が期待される中でのこの見出しはいただけません。ただ、これまでの景気が「拡大基調」をかなり長い間続けてきたことを考えると、少々景気のダウンも仕方のないことかも知れません。しかしこれからは、単に景気の拡大や成長の言葉は徐々に無くなるのではないかと思います。気候変動の言葉通りこれ以上地球を痛めつけることは出来ません。 

 

 今や世界的に注目を集めている16歳の環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16歳)の言う通り「金、カネ」「経済成長、成長」もういい加減にしろと訴えていましたが、小生もこれからはGDPよりGDH、(Hはハピネス)だと思います。ただ、国連関連団体の公表では、我が国の幸福度は米国、韓国、台湾より低い58位ということで、今後これを引き上げることに日本の現状からして、むしろ下がる方向のような気がします。そんななかで「開発、開発、成長、成長はもういい加減にしてくれ、地球を壊す気か」ということになるのですが、そこで、最近、遅まきながら小生が関わる業界は、全体でSDGs(エス・ディー・ジーズ)への取り組みを宣言しました。 

 

 SDGsは環境関係の人ならば誰でもこの発音は耳にしていると思いますが、これを持続可能な開発目標ということです。20159月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標をいいます。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲツトから構成されています。発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本も積極的に取り組んでいます。 

 

 SDG17の目標は、①貧困をなくそう②飢餓をゼロに③すべての人に健康と福祉を④質の高い教育をみんなに⑤ジェンダ平等を実現しよう⑥安全な水とトイレを世界中に⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに⑧働きがいも経済成長も⑨産業と技術革新の基盤をつくろう⑩人や国の不平等をなくそう⑪住み続けられるまちづくりを⑫つくる責任つかう責任⑬気候変動に具体的な対策を⑭海の豊かさを守ろう⑮陸の豊かさも守ろう⑯平和と公正をすべての人に⑰パートナーシップで目標を達成しよう 

 

 小生が関わる業界ではこの17項目のかなりの部分で企業として成果をあげているところもあります。しかし、個人としても関心を持つことが、生活の中から具体的な行動や実践に移すことで、持続可能な開発目標にもつながることになるのではと思います。

 彼女が帰った後、4人部屋室内はシーンと静まり返えりました。しかし何か子供の声や外国語と日本語をまじえた会話が聞こえます。話し声から察すると4人ぐらいか、この病室をTさんとでも呼ばせていただきます。午後6時、看護師さんや補助員さんがかなり大きな配膳用ワゴンからトレーに盛られた食事を配り始める。果物、ジュース、野菜スープが付き、ご飯とメインは鳥のソテーか、美味しいのでいつも一気に食べてしまう。外国人のTさんの部屋からは食事中なのか朗らかな子供の笑い声も漏れてきます。日本人のお母さんか「シーッ」という声とともに、静かになった。4人部屋はまさに無音。小生と看護学生のKさんとの会話は、こんな静けさを、長時間にわたり小生の声を部屋中まき散らしたのではと、悔悟の念に駆られながら、その日はぐっすり寝てしまいましいた。 

 

朝、食事が終わると例によって9時若干過ぎたころに決まってカーテンをそっと開け「三上さんお早うございます」。可愛い顔が覗かれる。ナイチンゲールスタイルそのもの。ただ残念なのはどの看護師さんも補助員さんも顔はいつもマスクなのです。もちろん看護学生のKさんも然りですが、つい「マスクを外して顔全体を見せてください」と言いたくなるのをぐっとこらえて、目とその付近、オデコから頭の形からして、顔全体を推測している。何かの都合でマスクを外す機会をうかがうことにしているがなかなかその機会が訪れない。 

 

 「三上さん今日は正式なリハビリのあとは、外科病棟廊下を運動のため歩きましょう」との提案でした。リハビリ病棟までかなりの距離があり、必ず車椅子で補助員さんが押しながら向かうのですが、エレベーターに乗った時、看護学生のKさんもついて来ているのに気づきました。リハビリセンターに着く入り口で、まず手を消毒した後、待機コーナーで理学療法士さんを待ちます。補助員さんは迎えに来るまでは一旦帰ります。Kさんは理学療法士のSさんが行うことをそばについて食い入るように見つめます。リハビリには色々な器具器械が設置されていますが移動のたびについてきます。小生の一挙一動を見守るのですが、たまに、リハビリセンターを出て外気を浴びるように、外の散歩もあります。Sさんと話しながら歩いていると、少々起伏のある芝生か草の多いところで転びそうになりました。Sさんががっちりと小生の肩を抱くように助けてくれましたが、看護学生のKさんも腕のあたりを支えてくれました。 

 

 リハビリ時間は約1時間弱、すべて終わり補助員さんの来るのを、小生は車椅子に座り看護学生のKさんと若干の時間を待つのですが、Kさんに「あなたが付いていてくれるのでこのまま帰るか、あるいはゆっくり歩いて帰りたい」というと「とんでもないことです」と珍しく彼女は厳しい調子でダメという。リハビリセンターと本館5階病棟の病室まではかなりの距離です。コルセットを付けた状態では、いくら平な院内でも自らの肉体の調子から何が起こるか分かりません。彼女の言う通りです、彼女、日々勉強に来ているのです、すっかり忘れていました。反省あるのみです。 

 

 12時を若干過ぎていました。病室に帰るのを確かめるように彼女は「2時ごろ又来ます」と言い残し出ていきましたが、今日の4時間近く彼女と一緒で、その処し方は、「すべてに勉強」の態度が見て取れます。さぞかし疲れただろうと昼食をとりながら半日の行動について反省を込めて顧みました。

 1997年の京都議定書(気候変動枠組条約締約国会議)あたりまでは我が国は環境先進国だったような気がします。とくに東日本大震災後は確かに事情があるにせよ、現在は火力発電所の増設計画などで、環境締約国会議などに対してもうしろ向きのようでした。9月の各国の首脳が参加する国連の気候行動サミットでは欧州各国や中国、インドなど60か国が登壇して温室効果ガス削減目標など発表しましたが米国や日本は首脳が参加せず、登壇の機会すらなかったということです。国連のグレーデス事務総長は、このままでは温室効果ガスが増え、世界の平均気温の上昇を産業革命前の2度未満に、可能ならば15度未満に抑えるという協定目標を達成できないと危機感を募らせていると言います。 

 

 こんな時代に昨年の8月号に、江戸時代の循環型社会について記しました。和服姿で有名な法政大学総長の田中優子さんは着物を例に挙げ、リサイクル社会について朝日新聞紙上で述べていました。江戸時代は「武士を含む都市住民の多くは安く古着を買い求め、何度もリサイクル」する。「新品の着物を呉服屋で仕立てるのは富裕層だけ」。古着市場は大きく、古着店から行商までいろんなタイプの古着商が存在し、購入された古着は何十年も様々な用途に使いまわされたとのことです。 

 

 また、着物はそもそも再利用を前提に作られている商品だったといいます。「だから洗い張りしたり、傷んだ箇所を縫い直ししたり、襟を付け替えたり、あわせにしたり、傷んだ箇所を切って縫い直したりして再利用して」「それをまた古着屋に売ったり質屋に出したり、古着を買ったり」しかも「庶民なりにそんな中にも流行を追っていました」とのことです。こうした循環を支えたのは古着を縫い直す技術が誰の手にもあったからといいます。そうして「子供用に直した後、着るものといて使えなくなると、今度は布団地や敷物、クッションに変え」「使い終わり、かまどで燃やしたあとの灰さえ、灰買いが引き取り、畑にまく」まさに循環型経済社会です。 

 

 こうした江戸時代の循環型社会が、実は若い人の間でそうした動きが始まっていると田中さんはいいます。「最近の若い人たちは、安い服を上手に着こなしたり、新しい品にこだわらず、古着をメルカリなどで売買したりしていると聞きました」と指摘したうえで「若い人たちが古着を利用する目的が安く買うことだとしても、それが社会全体として循環し始めている」「その消費行動には、産業革命から続いた大量生産、大量消費では、もう世界は持続できないという、エコロジカルな潮流が底にあるのだと思います」と結んでいます。

 

 若い人たちに期待しているといえば、先ごろニューヨーク国連本部で開かれた気候行動サミットで、環境活動家のグレタ・トゥンベリさん(16)の温室効果ガス対策に「私たちを見捨てる道を選ぶなら、絶対に許さない」との語気鋭い演説は、各国に感動と衝撃をあたえました。もちろん世界の若者も動き出し、大がかりなデモがあったことは心強い限りです。

 

 今年も惰性に任せて駄文をつづらせていただきました。このブログは「環境21世紀の会」のブログです。小生だけではなく、どなたか投稿いただけませんか。来年は是非お願いいたします。来年はいよいよオリンピック・パラリンピックです。穏やかに成功裡に終幕となるようお祈りします。よいお年をお迎えください。