小生が東京・足立区千住から千葉県柏市逆井の地に引っ越してきたのが、50数年前のことで最初は松戸・五香駅に近いところに20歳代後半に土地を買って家を建てました。仕事の関係上、スポンサーと一杯飲んだあと、自宅まで送ってもらうことがたびたびありました。ふだんはスポンサーに天下国家や業界の未来など、大きいことを言っている身が、見栄を張るわけではありませんがアパート暮らしではなんともいただけません。
そこで、最初はせめて土地だけでもと思い30坪ほど購入したましが、とたんに家を建てろとまくしたてられました。建てるにあたって念のために駅から歩いてみると、17分は開発された土地の入れ口までの時間で、我が家の土地まではそれ以上ということになります。業者を信用し、松戸から車で案内され、まったく言われるままに買ってしまった、というのが実情。業者曰く「必ず値上がりする」とのことで、小生も内心そう信じていました。
土地だけならまだしも、家を建てることになり、値上がりによる売却はしばらく諦めることに。小生、幸い学生時代から車好きで、最寄りの五香駅近くにガレージを借りました。幸い家の近くには商店街もあり利便性は良く、住み始めて土地の値上がりも急で、10年後に現在の逆井駅まで10分、土地込み自由設計の住宅を構えました。周りはすでに家並みが出来ていましたが、小生の地はそういうところと若干離れ、丘陵地の陽当り良く満足でした。
徒歩で行ける由緒あるお寺や神社、群生するカタクリ、ヒマワリ畑、それに林に田んぼ。この田んぼ沿いに中学生の息子のジョギングに、小生はバイクで付き合いました。夕方に出て、暗くなると田んぼに乱舞とはいかないまでもホタルが舞っていました。当時、小川は水も綺麗で子供たちがずぶ濡れになって遊んでいました。我が家の裏の林を抜けると畑が広がり、通勤途中の駅までの近道には青大将やカラス蛇と出っくわすこともありました。
綾小路きみまろの言を借りると「あれから40年」、今では周囲はぎっしりと家が建ち、田畑や林は新たな開発で小生が住み始めた当初の田園風景は無くなりました。とくに安倍政権になって異次元緩和とかで金を流し続け、低金利による住宅建設は急ピッチで進み、最近は窓が細長目の洒落た2階建ての家並みが次々に出現、すっかり立て込んでいます。
しかし、小生が住む30数世帯の班内に3~4軒の空き家がありました。そのうち1軒が建て替え、子供2人の家族が入居しました。いづれにしても大歓迎です。しかし、散歩で町内を歩いても空き家が目立ちます。都心のマンションも同様のようです。
さて、80歳直前の年寄りの追憶と重ね合わせ、少子高齢化の行く先は今の政治で対応できるのでしょうか。「そのとき君はあの世だ、安心しろ」との声が??