2020年5月13日(水)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸
▽23ー19:電ボ 日記を落とす【初回2020年5月13日(水)】

▽脚本:髙橋幹子
▽絵コンテ:西田章二
▽演出:佐藤真人
▽作画監督・原画:石井邦幸
▽動画:藤波正和・片岡絵里

・電ボが、日記を落(お)としてしまった!中には、どうせだれかに見られるものでもないし~と、日ごろのおじゃる丸へのグチや文句(もんく)をたくさん書いていた。もしもだれかに拾(ひろ)われて、読まれてしまったらどうしよう!?ひっしにさがしていると、「ねえ、そこで拾ったんだけど」「いや~なにこれ~?」と話す声。まさか、ワタクシの日記を読んでいるのでは?不安(ふあん)な電ボは、おそるおそる町の人に声をかける。(公式HPより

※追記:2020年9月2日(水)再放送時のEDイラスト追加


✏️おはなし




・月光町上空。日記をつけながら行く電ボ。内容は手が痒いおじゃる丸に叩き起こされた事への不満や、一目惚れしたバラ子様への熱い想い。「日記ですからどうせ誰もごらんに…」と余裕の電ボだったが、うっかり手を離してしまい日記は地表へまっ逆さま。





・内容が内容だけに読まれたら大変、慌てて探す電ボ。とそこに「そこで拾ったんだけど…」「わたしびっくりしちゃって」という主婦の会話が。
もしかして、と電ボ。「ほらここ『おじゃる様のすっとこどっこい』って書いてあるわよ」と話す主婦を想像。
「そこのお美しいお嬢さま方…」などと声を掛け確認する電ボ、それは日記ではなく月光芋半額セールのチラシ。一安心の電ボ






・捜索再開の電ボ。「だめだめ絶対。最低、だめっ、ひどいっ!」と険しい顔で呟くうすいさんを発見。
もしかして、と電ボ。「『もうおじゃる様のわがままには付き合っていられません。今日なんてわたくしのプリンを勝手に食べてしまったのですから。なのに「おじゃ~プリンがマロに食べてもらいたがっていたのじゃ~」ですとっ?もうこうなったら電ボ百裂拳炸裂にございます。あちょ~あちょ~あちょ~っ!お前はもうプリンが食べられない』ひどっ何これっ!」と日記を読むうすいさんを想像。





・「これはこれは天才少女マンガ家のうすいさちよ様」と声を掛ける電ボ、「さちよの少女マンガのアイデア全然だめ~っ!」と頭を抱えるうすいさん。単にアイデアに行き詰まってただけとわかり一安心の電ボ、気を取り直し捜索再開






・月夜が池の中を捜索する電ボ。底に本があったがそれは桃太郎の絵本。池から顔を出すと何やら楽しげな子鬼トリオを発見。
もしかして、と電ボ。「『もうあんなわがままなおじゃる様の下では働けません。今日なんて子鬼めらの蹴散らし方にキレがないとおトイレの中にまで付いてきてぐだぐだぐだぐだ…』」「これおじゃる丸に見せるッピィ!」「キスケいいねそれ」「名付けて『虫の日記を見ておじゃる丸が動揺している隙にシャクを取り返す作戦!』でゴンスな?」などと会話する子鬼トリオを想像




・これからどこへ行くのか教えて欲しいと頼み込む電ボ。「よっエンマ界のアイドル3人組っ!」などと持ち上げられようやく口を開く子鬼トリオ。
「お~…鬼盛りタピオカ屋さんでゴンス」とアオベエ。「なんかタピオカが大量に余ってるらしくてね、鬼盛りなんだって」とアカネ。「鬼盛り素敵っピィ!」とキスケ。そして店に向かう子鬼トリオ、一安心の電ボ







・夕方。見付からずため息の電ボ。とそこに帰りが遅いのを心配したおじゃる丸が迎えに。その烏帽子のてっぺんになんと日記発見。
「あのの~さっきマロの烏帽子に落ちてきたのじゃが。ソチのかの?」と話すおじゃる丸。無事日記を回収、帰路につくおじゃる丸の背中を見つめつつ「おじゃる様…いい人…」と感動の電ボ。
日記を広げ「おじゃる様サイコーッ」「でもおじゃる様ステキ」「でもおじゃる様ブラボー」「でもおじゃる様いい人~っ!」とこれまでの不満日記の後ろに付け足してゆく電ボ。「電ボ一生ついてまいりま~す!」というお話。


📝おじゃる丸が日記を読んだかどうかはわかりませんが、日記を落としたのは日中で、夕方に「さっきマロの烏帽子に落ちてきた」と話してるところから恐らく目を通したと思います。
そのうえで、普段から歩くのが億劫なおじゃる丸が夕方にわざわざ探して迎えに来た、という事は日記を読んで電ボに対し申し訳ない気持ちが湧いたのかも知れない、と自分は解釈しましたが果たして。



※余談ですが、途中出てきた電ボ百裂拳、21シリーズの第17話、「北斗のケン」[2018年5月10日(木)放送]以来ですね。あの時は技名も無く、「お前はもう~」とまでは言ってませんが、今回はもろに北斗の拳、唐突な再登場で面白かったです。




※再放送時のEDイラスト