11 執金剛神像
東大寺法華堂の執金剛神像をベースとした像長11センチ程のフィギュアである。
この像は、東大寺創建以前に、金鷲行者の念持仏であったと「日本霊異記」にある。その金鷲行者は良弁僧正のことであると伝承されている。いずれにせよ、この像が東大寺創建当初よりこの地に在ることは、事実であろう。塑像で目には黒石がはめられている。戒壇院四天王と似通ってはいるが、この像の方がやや古いと考えられる。執金剛神が2躯に分身した形が金剛力士像であると云われている。作例としては、前者は後者に比べ圧倒的に少ない。このフィギュアは、大変良くできている。ただ、金剛杵の位置がやや低いところが惜しまれる。
