息子が先日の
全日本学生選手権の日をもって、
大学剣道を引退しました。
幼少の頃から、私の影響で竹刀を握り、
良いときも悪いときもありました。
結果を出せたときも、
結果を出せなかったときも、
試合に出られない時期もありました。
それでも、大学まで剣道を続け、
ここまでやってくれたことは、
本当に嬉しく思いますし、
親孝行な自慢の息子です。
息子が一つの区切りを迎えたことは、
私にとっても、
なかなか感慨深いものがあります。
今後の進路については、
剣道中心の進路ではなく、
一般企業に進む予定ですが、
どこかで剣道は続けるつもりと
言ってくれました。
息子のことを知る、とある先生に、
息子の進路はどうなったかを尋ねられ、
その話をしたときに、
「これからやな。」
「いよいよ『道』に入っていくんやな。」
と言われました。
私はそのときに、ハッとしました。
確かに、自分自身も一般企業に入り、
剣道中心の生活から離れたつもりでしたが、
気が付けば、
結局、剣道中心の生活になりました。
勝敗に拘った学生時代から、
競技者として一つの区切りを付け、
勝ち負けではなく、
自分自身の剣道を見直しはじめてから、
剣道の楽しさ、奥深さを痛感し、
また、竹刀を握っていないときも
自分の中で
剣道が活きていることに気付き、
『道』に入っていったような気がします。
息子の人生なので、
息子の好きなように生きてくれたら
良いとは思いますが、
願わくば、
ここから息子自身の剣の『道』を
歩んで欲しいと思います。