みなさんおはようございます

もう飲みましたか?
本日のご紹介はこちら
『園の露』
宮崎産 米焼酎
なかなかお目にかかれない品ですよ

なぜ、うちに置いてあるかそれは秘密・・・

来店し、飲めば分かります
酒粕が少々使われているため、通常の米焼酎に比べ、甘味があります。
米焼酎独特の粉っぽいイメージもなく、一度飲めばその印象は末代まで語り継がれる事でしょう

もともと、非常に小さな蔵なので、出回る本数もほんのわずかです


飲む価値あり

朝、5時前
逗子海岸

葉山マリーナの隙間から、眩しい太陽が
顔を出し始める空色が濃い闇から
薄い紫と淡いピンクの綺麗な二色のグラデーションに・・・
大きな筆でサッと、描いたよう
鳶や雀の泣き声が
波の音とセッションするかのように
海岸では早くも、コンサートが行なわれている

出勤前のウォーキング
犬の散歩
海岸沿いの国道を勢いよく走る大型トラック
新聞配達のバイクの音
そんな朝方に、どこよりも早くオープンする海の家が一軒

海の家
『シュガーハニー』
心地よいボサノヴァミュージック

焼きたてのクロワッサン
と、挽きたてのコーヒー
の香りキッチンの奥で、スクランブルエッグを作る、ポニーテールの女性が一人
鼻歌をボサノヴァに合わせながら、テーブルクロスを敷く
各テーブルに、薔薇の花が一輪挿しに・・・

ただ、一席だけひまわりの花が・・・
その席にグラスを一個置き、お酒を注ぐ

米焼酎『園の露』
すると、いつもその時間帯に必ず来店してくる男性が一人
『おはよう

いつものちょうだい
』
『あら、お帰り~いつものね
』既に良いタイミングで準備しておいた、朝食を差し出す彼女
『おっ
スクランブルエッグかぁ~いいね
いつもありがとね
』
『うふ
いいの、いいの、あたし料理するの好きだし、』何とも・・・
とても、客と従業員の関係とは言えない、
はたから見れば普通の仲の良いカップルだ

スクランブルエッグ、クロワッサン、スクランブルエッグと交互に口に入れては、コーヒーで一気に流し込む彼に、彼女がつっこむ
『何をそんなに急いで食べるの?もっとゆっくり味わってよね
?』
『何言ってんだ

そろそろ時間だろ?
あいつが・・・』
そう、今日は彼女が付き合ってた彼の命日
早く食事を済ませ、彼の眠る海へと、なだれ込むように、水着姿にサーフボードを持って海へ・・・

波の無い、逗子湾を思い切りパドルしながら、沖合手前まで

パドルを止め、朝日をずっと眺める彼の後ろ姿を
海岸から静かに見守る彼女
海に眠る彼と重ね合わせるかのように・・・
『ごめんね
正直、あたしまだあの人のこと、吹っ切れてないの

あなたの優しさにはとても感謝してるんだよ
本当に・・・でも、まだ時間がかかりそう・・・
』彼女の声が聞こえたかのように、彼が急に叫びだす
昇る太陽に大声で

『おまえには悪いが、俺は、
俺は・・・・
彼女を愛してるんだぁ


まだ、吹っ切れてないみたいだが
どんなに時間がかかろうが
俺は必ず、幸せにしてみせるぞ






だから、おまえには悪いが、おまえはそこで、見守っていてくれよ
』その声を聞いた彼女は、そっと目を閉じ
少し笑みを浮かべる
一筋の涙を流しながら
テーブルに置いてあるグラスを手に取り
朝日を見つめながら、グラスを傾ける
潮風がグラスに入った焼酎と涙を一気にさらいだす。
なびくポニーテールも、やがて潮風によって解ける。
宙に舞う、リボンと滴達
彼女はただただ、そのリボンの行く先を目で追う
海に眠る彼にさよならを告げるかのように・・・
今宵も素敵な夜を



?』






ダーリンったら、何やってるのかしら?

』
