白い家具で揃えてしまったこの無機質な部屋は、私の孤独を浮かび上がらせる。この白い箱は私の感情を吸収するのみで、一切響かないんだ。


自分が見えなくなる。

鏡で自分の形は認識できても、心の形が分からなくなる。

テレビをつけてみても、笑えなくて。

映画を観ても、感動はすぐ萎れて。

美味しいものを食べても、孤独が押し寄せてくる。


幼い頃あんなに豊かに泣いたり笑ったりしていた私はどこに行ったのか。

人が恋しい、寂しい。


“つながり”を感じたい。1人じゃ生きられない。

あんなに煩わしくしがらみだと思っていた、人と人を結んだ糸でできた囲いの中に存在することは、何も響かないこの白い箱よりもずっといい。