2024/07/09 様々な人生に触れた | メンタル病んで退職に

メンタル病んで退職に

休職します
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の続編

こんにちは


今回の旅行では、様々な方の人生に触れた思いでした。

その中で、加齢やそれに伴う病のネガティブ系で、考えさせられたいくつかを書き留めておきます。


まずメインイベントである上司の還暦祝いなのですが、わざわざ出向いたのは上司が癌と聞いたからです。

実際にお会いすると、元々痩せ型でしたが、骨と皮だけになっており、髪は抜け落ち、肌は黒ずみ、正直、正視に耐えないほどでした。そして上司はやたらと涙もろくなっており、声を押し殺して涙する姿は胸を鷲掴みにされる思いでした。癌の仕業というよりも、抗がん剤による衰えに見えました。

恐らく、会うのは最後だろうなと感じました。

上司は最期の日まで仕事を続ける意向のようでした。


また別の上司も癌に侵されていました。

やはり骨と皮だけになっており、歩き方もよちよちとしていました。パーティには出席できないと伺っていたのですが、30分ほど顔を出しにいらして、その人情の厚さがまた泣けました。

こちらの上司は既に引退されており、これからは楽しいことを沢山すると仰っていました。体力が許す限り、奥様と色んなコンサートに行かれるそうです。私の誕生日も覚えていてくださって、お祝いは早くにすると良くないっていうから、誕生日に東京にプレゼント贈るからねと仰ってくださいました。私の赴任中、毎年プレゼントを下さった方でした。


そんな二人の上司の姿を見ながら、隣に座っていた元部下(年上)が「独女さん、私も癌なんです』と告白。「これ、ウイッグなんですよ」と髪を触ります。気づかなかった。母一人子一人で長く暮らしてきて、突然お母様が亡くなられたそうで、その直後にご自身の癌が発覚。ひとり遺されているのが不憫だと母が迎えにきたのかも、と思ったけど、その後の手術と治療で、現時点では癌はなくなったそう。彼女の心の支えは、仕事であり同僚であったけど、それ以外の楽しいこともたくさん経験したいと、退職を決めたそうです。この考えには共感しました。

もうここでも涙です。


更に、今回いらしてはいなかったけど、退職した同僚の『その後』を聞いてビックリ。ときおり見るFBで、びっくりするようなゴージャスマダムライフをキラキラリア充で紹介されていて、桁違いのゴージャスぶりというか、ちょっとやり過ぎじゃね?と思うほどだったのですが、ある日苗字が変わっていて、あ、再婚されたのねと思っていました。お相手は何十年もの彼氏で、職業を聞くと誰もが「おおお」と思わず言ってしまう職業の方でした。知らなかったのですが、彼氏は既婚者で、ようやく離婚が成立したそうで、再婚されたようでした。ところが、入籍直後、本当に直後に彼氏が倒れ、重度の障害が残り、動くことや喋ることもままならなくなったそう。これから二人で楽しもうね!という矢先の出来事だったそうで、いろんな意味で恐怖を感じました。お金は潤沢にあるようですので、ヘルパーさんや家政婦さんを雇って暮らしているとは思いますが、彼女が思い描いた残りの人生設計とは程遠い現実になってしまったようです。


というように、様々な人生劇場を目の当たりにして、私はどうしていこうかと改めて考えさせられました。


人生って、やっぱりそう長くはないのです、多分。


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