コンタクトレンズと私② | でこぼこな私をおもしろがってみる

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子供のときにSJSという難病にかかり、後遺症で視覚障害があります。
どんな自分もまるっと受け止めながら、おもしろがりながら笑って生きたい。そう願いながら綴っています 。

こんばんは。

まりこです。



前回の記事の続きです。


3年半ぶりに

大阪の病院に行った私は

コンタクトレンズが外れた時に

ここでつけてもらいたいとお願いしました。


主治医からは

「それはできない」

そう言われました。

この日は結局

レンズ交換はしてもらえなかった。

レンズを外して診察しないと

細かな状態はわからないのに

レンズの上からちょろっと診ただけだった。

「定期的に診察はするけど
レンズは京都で交換してもらって」

そう言われました。

「それやったら意味ないやん」

心の中で突っ込んだよね。


なぜここまでレンズ交換を拒否するかというと

私の目はレンズが入りにくいんです。

何度か入れているうちに

コツを掴んでスムーズに入れられるようになる先生が多いんだけど

最初はどの先生も四苦八苦する。

理由は前回の記事でも書いたけど

私の目は
まぶたと眼球の癒着があるから。


大阪の病院では

レンズを入れるのは主治医ではなく

処置担当の若い先生。

「なんでこんなに入らないんですか?
いつもどうやって入れてもらってるんですか?」

と若干怒られながら入れられたこともある。

私の顔を見るなり

「あ、確か入れにくかったですよね」

と言われることも珍しくなかった。

私の目の状態を知らない先生だから

力ずくで入れようとして

そんなことをしても入るわけはなくて

最後は何とか入るか

他の先生に来てもらって入るかなんだけど

終わったあとは目が真っ赤に腫れあがって

痛くて悲しくて

ひとりで何度も泣いた。


でも

入れるのが上手な先生もいて

その先生にあたるとめちゃくちゃ嬉しかった。

ときどきは

上手な先生がわざわざ入れに来てくれることもあったけど

主治医に相談しても

基本そういう特別なことはできないというような反応だった。


誰が入れても入らなくて

主治医が登場して入れてくれようとしたことが何度かあったけど

結局それでも入らなくて

他の先生が来てやっと入れてもらえたということがあったから

私のレンズ交換をどうしても避けたかったんだと思います。


そういう背景があったから

大阪の病院に戻るのは恐怖だったけど

レンズが外れた時のことを考えると

やっぱりどうしようもないのかなと思っていました。


京都の主治医からも

大阪の主治医にお願いしてもらったんだけど

やっぱり答えは同じで

「レンズ交換は
そちらでお願いします」

とのことだったと。

京都の主治医

苦笑いしていました。

でも

私はこれで良かったと思っています。


京都の病院では

主治医か

私の目の状態を把握している先生が入れてくれます。

どの先生もスムーズに入れてくれるし

たまたま知らない先生に入れてもらうことがあっても

入れてみて入らなかったら

その時点で無理せずいつもの先生を呼んでくれます。


私の病気の専門外来だから

私みたいに入りにくい患者さんはきっと珍しくないだろうし

何が私たちにとって辛いことなのか

何が私たちにとって快適なことなのかを

しっかり把握してもらえている安心感があります。



さて

次の策を考えないといけない。

京都の主治医から

「家から近い病院で
レンズを入れてもらえそうなところを探していこうか」

そう提案されました。

そんなところ見つかるのかな…

不安満載だったけど

ダメ元でも動いてみるしかないと

私は近所の病院を探すことにしました。

また長くなったので

次に続きます。