臨海の長崎倉庫大空間を一か月借り切っての
「私たちの表現空間づくり」
県庁組合機関誌「消息」1996年ごろの連載を思い出しなが…
今で言うところの「社会実験」ですね。
その時代の文化を途切れることなく連続で、表現し、
公会堂なんかと違った、制限のない自由空間での表現
をしてみたかった。
そこには「前例がないからダメ」「危険だからダメ」「思想的にちょっと…」
なんて面倒くさいことを言う人は存在しない。
内容はそれにしては大人しかったが…
・鮎川誠率いるシーナ&ロケッツ
・村上龍と栗本慎一郎のトークショー
・地元劇団ピピンによる演劇
・壁面利用の美術展
・映画上映グループによる映画祭
・ファッションショー
・カレージセール等々
ガレージセール…懐かしい表現…
大変だけど面白くて
その後
税関前の倉庫三階500坪を三年間契約で借りる話に発展
30メートルのロングカウンター
その前面は長崎港
資金も自前では苦しいのでスポンサー探し
案外皆さん、乗る気満々
倉庫は三年後はこの地域の大プロジェクトのため解体される
3年間で「惜しまれる場所」として燃えつくし
その大切な試み、切り口を説得力のある提案として
中身のない大プロジェクトに採用させる!!
話は順調にすすんだかのように見えた。
が、臨海地区に面する倉庫が本来の目的以外のものに使用されているという内容が報道され
暗雲立ち込める
臨機地区の倉庫のため行政の指導も強く働くのだろう。
倉庫担当者は日に日に歯切れが悪くなり、
とうとう最後は
「この案件なかったことにしましょう」
で終わった。
実現したら面白かっただろうな!!と今でも時折
思い出す。
今も昔も「何も変わっていない」じゃないかな。