時々、

「どうしても手に入らないもの」

が欲しくなったりします。

 

 

 

 

私にとってのそれは、

「庭付き一軒家」でした。

 

 

 

 

「実家の近くに 庭付き一軒家を建てる」

 

 

 

 

それは私の夢であり、また、

それが当たり前のイベントとして

私の人生に組み込まれていました。

 

 

 

 

・・・・が、

結婚した相手は

県外出身の転勤族のひとりっ子。

 

 

 

 

地元とか持ち家などにはあまり執着がない

そんな夫と結婚したことで

 

 

 

 

「庭付き一軒家」は私にとって

「どうしても手に入らないもの」

になりました。

 

 

(サンタさんにお願いしてみようか)

 

 

 

それからは定期的に、

それが欲しくて欲しくて

たまらなくなる衝動にかられました。

 

 

 

 

「この歳で賃貸なんて。」

「みんな建てているのに。」

「せっかく土地はあるのに。」

(両親が”そのつもり”で残している土地ですあせる

 

 

 

 

そんなチクチクを

夫へぶちまけたことも数知れず。

 

 

 

 

そういう時は決まって

私の心がどこかヤサグレていて

 

 

 

 

誰かにこのヤサグレをぶちまけないと

どうにも自分を保っていられない時で。

 

(ごめんね、夫。。)

 

 

 

 

そのくせ、ひょんなことから

「家を建てる」流れになった時

私は結局、踏み切れずにいたのです。

 

 

 

 

あんなに「手に入れたかった」ものなのに。

 

 

 

 

どうしたものか。

 

 

 

 

私は私の気持ちがさっぱりわからなくなりました。

 

 

 

 

 

 

どうやら私は、この生活を

それなりに愛おしく感じているようなのです。

 

 

 

 

部屋数が少ないから

皆んながリビングに集まるしかないし

 

 

 

 

だから

誰がなにしているか

すぐにわかっちゃって

 

 

 

 

それゆえ、

「私の部屋が欲しい!」と

発狂する時もあるけれど

 

 

 

 

この「密」な空間も

案外悪くなかったりするし

なんならホッとしちゃったり

 

 

 

 

それに

ご近所さんも親切で

 

 

 

 

息子たちが走り回れる

広い公園も近くて

 

 

 

 

それに今まで単身赴任で

パパ不在が長かった我が家にとっては

 

 

 

家族4人での生活はやっぱり

やっと手に入れた憧れの時間なのです。

 

 

 

 

もし家なんて建てちゃったら

次の転勤でまた家族が離れ離れに

なっちゃうかも知れない。

 

 

 

 

なんだかそれは

賃貸に住むより

寂しい気がする、

私にとって。

 

 

 

 

そんな気持ちを認めてしまうと

「庭付き一軒家」がもっと遠くなりそうで

 

 

 

 

それに、私が夫と一緒に居たいってことを

彼に悟られるのが気恥ずかしくて

 

 

 

 

なかなか、「そうなんです!」とは

言い切れなかったのだけど。

 

 

 

 

 

だけどある日、

とあるブログに載っていたご家庭が

とってもスッキリと片付いていて。

 

 

 

 

「こんなふうにスッキリした家に住めたらなぁ。」

と感じたのです。

 

 

 

 

もう、これこそが、私の真意でした。

 

 

 

 

『ああ、そうか、

 私は庭付き一軒屋じゃなくて、

 スッキリとした家に住みたいんだ。』

 

 

 

 

モヤモヤを掻き分け、

小さな ”芯” を見つけた気持ちになりました。

 

 

 

 

もっと言うと、

『家族4人でスッキリした家に住む』

がジャストフィットします。

 

 

 

 

私の場合ですが

 

あのまま家を建ててしまっていても

もしかしたら

「形を変えた」不足感を

感じていたかも知れません。

 

 

 

 

 

 

さあ、というわけでとりあえず、

 

 

 

 

この散らかったオモチャや

幼稚園で作った作品や

お役目の済んだプリントや

積んどく本や引き出しの中なんかを

 

 

 

 

これから私は

スッキリとさせていこうと思います。

 

 

 

 

「家を建てる」ときはきっと

すごく「ワクワク」するのだと

思いますが、

 

 

 

 

「お片づけ」には正直、

あまり「ワクワク」はしませんね…

 

 

 

 

が、

 

この「めっちゃ地味な作業」こそが

私が目を背け続けてきたことなのかも知れません。

 

(自戒を込めて・・・。)