ササゲはマメ科の中でも特に耐暑性、耐乾性、耐病性に優れ、初心者でも簡単に育てられます。
収穫期が長く”緑のカーテン”にも使用で来ます。
▶ 中間地
種まき:4月下旬~6月中旬
植え付け:5月上旬~6月下旬
収穫:7月中旬~9月中旬
極端にやせた土地でなければ元肥は不要ですが、酸性土壌には弱いので種蒔きの2週間前に苦土石灰を1m2当たり100gほど散布しておきます。
マメ科の植物は窒素分が多いと蔓ボケや実付きが悪くなるので窒素肥料は控えめにしましょう。
プランターサイズは深さ30cm以上で、株間を30cmほど空けて植えます。
発芽適温は20~25℃なので、種まきは4月下旬から7月上旬頃に行いましょう。
暑さには強いので、早蒔きは避けます。
ポットに3~4粒種を蒔いて、本葉が2枚出たら1ポット2本になるよう間引きます。
芽が出るまでは土が乾燥しないようにたっぷりと水やりを行います。
本葉3~4枚になったら、2本立ちのまま定植します。
苗植後、根が活着するまでの1週間はたっぷりと水やりを行いましょう。
発芽直後の芽は鳥に食べられやすいので寒冷紗などで防ぎましょう。
追肥は開花した頃に施します。
痩せた土でなければ追肥はなくても育ちますが、莢付きや葉色が悪くなった場合は窒素分が少ない肥料や豆専用肥料を適宜追肥します。
土の表面が乾燥していたら、底から水がでるように水やりをします。
水分が足りないと莢が固くなります。
高めの支柱を立てネットを張ります。
蔓が支柱の高さに到達したら蔓の先端を摘心します。
夏場は日光が強いので、土が痩せて根が露出してしまうと根を痛めてしまうので、株元に土寄せを行いましょう。
開花から約20日後で収穫できます。
収穫が遅れると莢が堅くなったり、獲り遅れると株への負担が増えて株が弱ります。
品種ごとの大きさ(長さ)になったら遅れないように収穫しましょう。
ササゲはアブラムシやカメムシがよく発生するので発見次第捕殺し、根本付近の葉を込み合わないようにしましょう。
ハダニは乾燥で発生が多くなるので、敷きワラをするなどして畑を乾かさないようにします。
- 梅雨後の高温、乾燥に備えて敷きワラをします。
- 収穫遅れに注意。
- アブラムシやカメムシがよく発生するので発見次第捕殺しましょう。