「 あの~。愛を誓いあったんですかぁ?幼馴染みなのに?」


海が食いついてきた。触れなくていい。話が更にややこしくなるから。



「 む。聞きたいか?新入り。そうだな。あれは私達が5歳の頃……… 」


「 ご主人?いい加減にして下さい!……ってか新入り? 何の? …… 」



「 むぅ。いましがたこの娘を我が天快高等学校 新聞部の新入りとして決定した。」


また勝手な……。



「 新聞部ぅ?何それ。楽しいの? 」


「 もちろんだ。我が学園の活躍の9割は新聞部と評される程だ。」


「 わー。すごーい。…嘘っぽいけど。」


もちろんハッタリデマだ。新聞記事なんて一回も作成した事などないし、活動らしい活動なんてしていない。


何をしてるかって??

部室に行けばわかるよ。




「 で、変人よ。そろそろ話せ。この新入りとの関係を。」



あぁ。こりゃもう逃げられないな。


僕はご主人こと 明石紫園様に全てを話した。マズイ所は全て捏造で。




――――――――――――――――――


「 成程な。」

「 そういう事です。」



「 ――――って納得するわけなかろうがぁぁぁぁああぁあ!! 」


ビクッッ!(驚)



「 変人よ。嘘ならせめてもっとマシな嘘をついたらどうだ? んん? 」


ドアップで拳骨を僕の眉間にちょんちょん当てながら幼馴染みを脅す王様的女子高生。


怖い。怖いよう。



「 ご、ご主人っ!? 信じて下さい!ホントなんですっっ! 」


「 家がないうえに記憶喪失?それで対処凌ぎで変人の家に住まわせているだと?」


「 いやー。まぁそんな流れになっちゃいまして。」


「 けっ、けしからん!!私だって…ではなく! 年頃の男女が一つ屋根の下、二人暮らしなど断じてけしからんぞ!! 」


「 だって保護は受けないし、ホントに記憶喪失だから身元も不明!僕にこれ以上どうしろと?? 」


「 む。逆ギレか!!変人の分際で…この…! 」


「 ぎゃー。ちょっ、ヤメテ…… 」



ぎゃーぎゃー。ドタバタ。


とドタバタしてる脇で海はニヤリと笑う。


なにかに気づいた素振りだった。





「 死にたいなぁ。ちくしょー。」



毎回僕は本気で思ってる。