私が入浴中、シャワーだが、たまに、義父が開ける。


すいません。

と、とっさに驚く。

脱衣場、お風呂場、洗面所、お手洗いが、同じスペースにあり、間違うのだろう。


同居中、数十回はあったが、その度に驚き、謝る。


一度、最初の頃に、義母が、ミルクをあげている事を含めて、母乳をあげたいと言って欲しいと、主人に頼んだ。


いいじゃん。やらせておけば。
親父は間違っただけだろ。


私の言い方が悪かったのか、あまりいい顔をしなかった。


大切な人の事を悪く言われて、いい気はしない。まして親の事なら、尚更。

他愛もない子供達の事で、義母が放つ言葉。
帰宅した主人に話すと、一語一句そのまま、義母と同じ言葉を言う。まるで、義母から聞いて返しを決めていたんじゃないかと錯覚する。しかし、そんな訳はない。


主人に話した話しが、朝には、義母が私に話す。


唯一の支えの主人もあっち側だ。

私の、他人さが目立つ。

日々、筒抜けな状況で、主人にも、心許して話しは、できないと思ってしまった。

時、同じくして、主人は、仕事を辞めた。


当時私は、ガソリンスタンドで手洗い洗車を売りにしている所で勤務。

1日に、1人、10台くらいの車を洗っていた。22歳の手には、恥ずかしい話、見えない。でも、仕事は、楽しかった。


主人は、畑違いの営業の仕事に転職した。
しばらくして、健康食品の副業も始めた。

健康食品の仕事は、30万円超えのセットを最初に購入。売る事が出来たら、自分に入ってくるお金があり、更に、最初に売った人が売ると主人にもお金が入る。

最初に購入した分は、すぐに取り返せるとの事。


主人は、営業の仕事から帰宅後、ご飯を食べ、直ぐに副業の勉強会や、仕事で出かけ、寝る為に帰宅する様な生活になっていった。


ある日、何かの用事で、初めて営業の職場に電話をする。


もう、辞めましたけど。
1ヶ月程前です。


私は、衝撃を受けた。
今日迄ずっと、お弁当持って、スーツ着て、朝出かけていた。


そんな風に出かけて、公園にいるサラリーマンをテレビで見た。

これ?

言えない雰囲気を私は、作ってしまっていたのか、毎日言えず辛く、大変だったのではないか。
嘘をつくのは苦しい。

苦しかった。

主人が帰宅後、話した。


お年寄りの方とかに、大げさな話を言って売るのが俺には、やっぱり向いてない。

主人らしい理由だった。

日中は、パチンコをしていたらしい。


しばらくは、家で朝もゆっくりして。
と言うしか、なかったが、主人は、朝から居なかった。


そんな時、知らない名前の女の人や、男の人から、主人宛に頻繁に電話がくるようになる。


義母は、誰なの!?
と私に、怒る。
帰って来た主人に聞いても、心当たりが無いようだった。


ある日、主人宛に知らない業者から
重要
催促
と書いてある手紙が届く。


主人は、借金をして、パチンコをしていた。


総額は、私達にとっては、何百万という大きな額だった。

私は、独立したく、仕事をしながら貯金し同居を解消したかった。

が、それも難しくなった。

義母は、
私のお金の管理の仕方が悪い。
と、言われ、知らないからね!
と。


3歳と2歳の子供達。
可愛い盛り。
私も、主人も22歳。若かった。
が、子供達にとっては関係無い事。


子供達のパジャマ袋を作ろうと、母から、結婚した時に貰ったミシンを探した。無い。
私の独身時代のしばらく使う機会が無かったブランドのバック達が無い。


主人に聞いた。

バックは、使ってないから売った。
ミシンは良いのだったよ。高かったんじゃない?良い値だったよ。
結構前なのに、今気付いたって事は要らないんだよ。


病める時も、健やかなる時も、貧しい時も、、、、


式はしていないが、この言葉が頭の中に何度も何度も響いた。
深い。しみじみと考えさせられる。


営業マンの頃、空き時間パチンコで、使い込みをしたのがきっかけとなり借りたのが始まりだそうだ。その後辞めてからも、毎日、返そうと、パチンコに通っていた。


私は、すぐ近くの居酒屋で週に3日バイトを始めた。


副業も、結局成果は全くなく、大量の健康食品とローンだけが残っていた。


もう少し、頑張りたいと、勉強会やら知り合いのつてを辿ると言って夜仕事をしていた。


主人は家を出ると、直ぐに電話をしてきて、帰宅途中直ぐに着きそうなあたりから、電話をして来た。


ある時、仕事に出かけ主人からの電話を切った後、直ぐに他愛もない事を思い出し、電話をかけたが、電源が入っていない。


そんな事が二三度あり、何事もなく、いつもの場所あたりから電話がかかってくる。


直感的に、携帯を見た。
携帯を見たのは、この件でが、最初で最後だ。


1人の人と、頻繁に、連絡をとっていた。
番号をメモし、帰宅後主人に軽く誰?と聞いた。

お客さんだよ。

次の日、もう一度携帯を見た。
その人の名前は、何処にもなくなり、無かった非表示が1になっていた。


日常生活もあり、引っかかってはいたが日々過ぎる。


久々に友達に会い、そういえばと軽く話す。

友達が憤慨。その人に、会って確かめるべきだ。と。
友達は、ちょっと強引で喜怒哀楽が激しく、情に熱い。


あまり乗り気では無い私に、電話番号控えた紙をとり、強引に、私のふりをし手早く電話番号を押し、呼び出してしまった。


私には、欠ける行動力と、絶対的な意志の強さがある子だ。
分かっていて、話したんだ。
しょうがない。腹をくくる。


待ち合わせ場所に行き、
ここからは、私1人で行くから。

友達は一緒に行くつもりで熱くなっていたが、待っていて貰った。


初めまして。

自己紹介を改めてした。友達が、話したからだ。

急にごめんなさい。

その子は、私より年下の独身の子。

主人の事を聞き、主人は、関係があると言っているが、片方の話しじゃ分からない事もあるので、事実を只、知りたくてお呼びしました。


その子は、既婚者である事、子供が1人居る事を知ったうえで、主人を好きだと言い、主人も、そう言ってくれている。

との事だった。

分かりました。
今日は、突然呼び出してしまいビックリされたでしょう。
今日、私に会ったからといって、別に主人と別れる必要もないですし、今迄通りで構いません。
只、事実を知りたかっただけなので。

後は、私と主人の問題なので。
嫌な事も言わせたかもしれませんが、来て頂きありがとうございました。


おそらく、10分程度で分かれた。

分かった事は、
その子の家は、家から車で10分程度と近く、携帯の電源が切れる場所辺りだった。

主人は、夜仕事ではなく、その子と一緒だった。
彼女の仕事の送り迎えもしていた。


そして、2人共にお互い好きでいるという事。

まだ主人には聞いていないが

至って、冷静だった。



子供は、2人なのに。
何で、1人にしたんだろう。

そこだけが気になった。