続きです流れ星




その夜、子供達は


人狼をしたり、散策に行ったり、


自由に過ごしていました歩く




コテージ型のリゾートホテル。


部屋から一歩外に出れば

素敵な景色が広がります乙女のトキメキ



私は夫に声を掛けました。


「外いこ」


 

おしゃれなベンチに腰を降ろす。




星空が輝いています流れ星




別れ話をするカップルが


最後に素敵な思い出を作ろうと旅行する…


まるでそんな雰囲気の2人汗





「何もない時に来たかったね。」




「ごめん。」




「なんにも言ってこないね。」



「俺から言えることはもうなくて。

謝ることしかできない。」




「さすがにもう無理だね、私達は。」




「取り返しがつかないことをした。


でも嫌だ。

らんちゃんと一緒にいたい。」




夫、泣き出す。







「あの子の慰謝料…

いくらにしようか考えてる。」




「うん」



「聞きたいんだけど…、

あの子が会社で騒ぐ危険性はある?」




「そういうタイプではないと思う。」




「不貞を示すラインをし合った事は?


万が一ラインが流出して、

無理矢理されたって言われたら困るから。」





「あるかも」




「どんな内容?」









「パンツ脱がせたね…とか、、、、」








胸を鈍器で殴られたような衝撃が再び。




「ひどいね。正直に言うね。

こんな時ぐらいは、ごまかしたっていいのに。」






「ごめん。

嘘はもうつかないって決めたから。」






やっぱり限界。


涙が止まらない。




夫を残してその場を去った。




コテージの前で、兄に会った。



体の力が抜けて

私は倒れてしまった。




これまで



仕事を休むことも

寝込むことも

カウンセリングや精神科に通うことなく


走ってきた。



それはもちろん、


運良く


周りに支えてくれる人達がいたから…




家族

友達

サレ妻オープンチャットの仲間

※そんなチャットがあったんですねー




この時の私は

倒れる程に限界だった。





兄の奥さんはなんとなく事情を知っていた。



「らんちゃん、凄く元気だから。なんであんな風にいられるのか、心配だったよ。

私もなんて声をかけていいかわからなくて。」




「ありがとね。本当に元気なんだよ。

みんなといると本当に楽しくて。

ごはんも、発覚以来初めておいしいって思えたの。


現実逃避できてたんだと思う。


慰謝料の話してたら、一気に辛くなって。」




兄夫婦は、私の慰謝料請求に反対。



リスクを一番に考えるが故、心配している。





そういえば、昔兄の奥さんが話してたな。


社内不倫してる男性社員の奥さんが


会社に乗り込んできたって叫び


それを聞いて私が何を言ったか思い出した。



「わー、私もそうしちゃうわ。

 

ふみくんがそんなことしたら

女はどこ!って乗り込んじゃう。笑


まーでも、

男と女が一緒にいたら、そりゃ間違いは起こるよね。」




いやー


本当に


他人事だったな。


夫が不慮の事故で亡くなる…


はあっても、


この未来だけは想像しなかったわ。






「示談書は、行政書士に頼んで雛形を作ってもらった。後は郵送してもらうだけ。

もしこれで彼女が会社で騒ぎを起こしたとしても、誰のせいでもない。私が決めたことだから。」



そう、兄に伝えた。

私の決断は固い。




とにかく早く決着をつけて、

まりことの関係を終わりにしたい。




私の気持ちも落ち着き、

夫の待つ部屋へ帰った。



この後のことはあまり覚えてませんが




次の日の早朝に


家族で日の出を見に行き


とても感動したのを覚えていますキラキラ





年が明ける前に


示談金について


まりこにラインをしなくては…


次の仕事はこれだ。






【ゼンブヌードル】8食モニターセット

 



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