中学生のまお![]()
もうすぐ二泊三日の学校キャンプ。
学校に行くと疲れ切ってしまうまおですが、
キャンプはとても楽しみにしていました。
『私は外に出てるうちは大丈夫。
家に帰ってきたら、寝込むだけだからー。』
と、あっけらかんと話します![]()
『いってらっしゃーい!!』
当日、家族に見送られ、重たい荷物を背負いながら出かけていきました![]()
出かけてから1時間後、大変なことに気付きました。
『しまった!お弁当入れ忘れた!』
長女みなみと夫、そして母親の私…
みんなで青ざめてしまいました![]()
『もう学校は出発しちゃった、、、
学校に電話したら、〇時まで"向日葵パーキングエリア"でトイレ休憩してるって。
今から届けにいけば間に合うかも!
私、仕事遅刻して届けにいこうかな。』
"向日葵パーキングエリア"
実はそこ、私にとって忘れられない場所。
夫と不倫相手との逢瀬の場所だったから。
2022年の暑い夏の日でした。
疑心暗鬼になった私は、浮気現場を取り押さえようと、向日葵パーキングエリアの駐車場に張り付き、公園の階段を上がり、丘を越え…
何時間たったのだろうか。
私は何をしているんだ…
こんな悪夢はいつか終わるんだろうか…
高い丘の上から呆然と立ちすくんだことを、
今でも鮮明に覚えています。
2022年は絶望の気持ちで向かった場所。
あそこへ、再び行くことになるなんて。
とりあえず学校には連絡したし、成り行きに任せようかな…
それに、
お弁当をわざわざ届けに行くなんて、小さな子供じゃあるまいし、まおは嫌がるかも…
でも、
中2から復学して、二泊三日の大きな行事。
弁当忘れは、さすがにかわいそうだよな…
夫は、
『まぁ、なんとかなるんじゃないか。』
と、気乗りしないようす。
夫にとっても、あそこは2度と行きたくない場所だから。
二人が判断に迷う中、みなみが言いました。
『ママは仕事に行けばいいよ!
私とパパでいく!
パパだけだと、まおは嫌がるんじゃないかな。
私がまおをみつけるわ!
みつけられなかったら先生に届ければいいんでしょ!』
なんと、長女みなみが手を挙げてくれました![]()
『ありがとう!!
ママ、仕事にいくね!またラインちょうだい!
ふみくん、運転よろしくお願いします!』
私は急いで仕事場に向かいました![]()
仕事が始まった頃、みなみから一通のラインが届きました。
『先生に届けたよーー!』
向日葵パーキングエリアへ、まおを探しにいったパパとみなみ。
団体のバスを発見。
生徒の姿は見えない。
バスの近くにいた先生へ、お弁当を手渡すみなみ。
大成功だね!と、みなみとパパはニッコリ顔を見合わせる。
ああ、、、、胸が熱くなる、、、、
新しい思い出に、、、上書きされていく、、、