人の為と書いて偽

  うすワサビさんのブロコメでも書いたのですが、

 旧統一創設者文鮮明のモットーは「為に生きる」でなく「偽りに生きる」だと確信する。

 組織はリーダー文鮮明や韓鶴子を映し出す鏡にすぎない。旧統一という組織は長年 

 正体を偽って伝道経済活動をし、家族知人を偽って献金を集めてきた。

 

   また、あたかも愛国保守勢力のように偽り、保守系議員にとりいり悪事を見逃してもらっていた。

  しかし、愛国保守は仮面であり、その本性は韓国中心主義、反日主義である。 

  二枚舌を巧みにつかい、教団を維持してきたのだ。

  

 そもそも「為に生きる」には「何の為」という具体的な対象を明言していない。

「神の為」?イスラム原理主義者は「アラーの為」にテロをする。

「世界平和の為」?これも多くの国が戦争を正当化するために使うプロパガンダだ。

  結局、旧統一が使う「為に生きる」とは不法行為をしてまでも教祖の為、

 又組織の為に信者は犠牲になり金を集めろと言ってるだけ。

  親分や組の為にしのぎをしろという反社と同列である。

 

 その証拠が、韓鶴子がついこの間述べた二世に特攻隊になれという発言である。

反社でいえば「鉄砲玉」になれ

の意味である。

 「神の為」「世界平和の為」「キリストの為」みたいな誰も反対できない美辞麗句は思考停止を導くためにある。

 

  

  人は食って寝る「為に生きる」

 

 

 『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』(マタイの福音書4:4)

 有名な聖句であり、若い時はなるほどと感動したが、今は違う、神の言葉など必要ない。

 「神の言葉」などという観念的、抽象的な言辞を弄んで自己陶酔していた現役信者時代が今は恥ずかしい。

 

 聖書学者の田川健三氏は以下のようにのべる。

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しかし少なくとも彼らは、自分たち自身の生活については、自分たちが他人にむかって説教する人生の目的だの根拠だのに本気になって全生活をかけようとなどしているわけではない。毎日の食って寝る生活の大部分かつ最も重要な部分は、人生の目的だの根拠だのということに無関係に維持しているのである。
食って寝る生活がとりあえず豊かに、心配なく維持されるように保証されているから、それと無関係なところで抽象的に人生の目的だの根拠だのについての思念をもてあそぶことができる。しかし大部分の人間にとってはそうはいかない。(…)
そういう人たちにむかって、生活の現実から離れた抽象的な人生論を説教して、生活の基盤から目をそむけるようにしむけるのは、思想的な収奪、観念の搾取というべきことである。

 

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 「彼ら」を教祖や幹部に置き換えると上記の意味が分かるだろう。

 

 旧統一教会の日本人幹部はわかっていたはずだ、信者の献金を使い豪華な自家用機にのり、豪邸に住み、高額な学費もはらえる教祖一族、一方で、高額献金のため、食事にも事欠き、進学も断念した二世がいるような貧困信者家庭があったことを。

  わかっていながら、韓国の指示にのみ従い何ら対策をとらなかった。

 今回の解散請求は世間の常識と乖離した「為に生きた」結果である。

 

 

 

 宗教に酔って家庭を壊した人たちは、アルコール依存症変わらない。