その後しばらく忘れていたのだが、セスナ機が宙返りして変身するシーンだけは脳裏に焼き付いていた。
数年前に会社の先輩に尋ねてみたこともあったが、そのような特撮物は記憶に無いと言われたこともあり
番組名は判らずじまい。
最近になりインターネットのお陰でその特撮物がこの「ジャンボーグA」だということが判り、
更にはチャンネルNECO（CS、ケーブルテレビ）で今も再放送していることも判り、
予約録画しては自宅に帰る週末に子供と一緒に観ている。
番組で使われていたセスナは「ONE FIFTY」のエンブレムも確認できることから１５０型と判明。
セスナ１５０で実際に宙返りをすると強度不足で主翼がバンザイしてしまいそうな気もするが
（宙返りするパワーがあるかどうかも疑問だが）、変身シーンをあらためて見ると拙劣な模型だった。
しかし３０ウン年振りに再度見た時はその頃の記憶がよみがえり、感動の一種であろうか鳥肌が立った。
エンジン（プロペラ）が回っているそばで、主人公の「ナオキ」が格闘する場面もあるが
現在ならそんな危険なシーンはCGで作りだすに違いない。
特撮物に飛行機を題材に使うぐらいだから、昔はUコンとかの模型飛行機を含めて飛行機好きの子供が
少なくとも今よりは多かったのだろう。
現在ではバーチャルな世界であるテレビゲーム等に夢中の子供が多いらしいが、
それらはただの幻を見せるドラッグにすぎないことを大人たちは気づいているのだろうか。