当時のドラフトでは大学社会人の有力選手は逆指名だの希望枠だのでお金持ちの球団が裏金を使いかき集める。
一流を引き抜かれた状態からの指名になるので育成も上手くいかないことが多い。
育った一流の選手はFAで引き抜かれるというループにはまっていた時期でもある。
セ界中を見渡すと
巨人はヤクルトを
中日は横浜を
阪神は広島を植民地にしており毎年Aクラスの3チームで順位を争い、Bクラスの3チームで順位を争う構図が長く続いた。
『死ぬまで優勝が見れないのではないな』
と本気で思っていた。
それは私に限らずカープファンはみんな思っていたのではないか?
そんな苦しい時代のクローザーが彼であった。
好不調の波が荒く悪いときはセーブ機会でマウンドに上がるとカープファンがざわつき、敵チームのファンから歓喜というシーンもあった。
弱すぎてAクラスに入ることすら夢みたいな時代だったが現地観戦は楽しく見れた。
23日永川選手の引退セレモニーがあるそうな。
たまたまその日のチケットが我が家にある。
最後の登板があるかわからないがざわざわではなく大歓声で迎えられると思うと嬉しい。
今から楽しみで仕方ない。