ふんわり柔らか和毛
どすんと膝に飛び乗って
前脚２本
左手抱えて牙当てて
痛みは現実、うつせみ＝空蝉と描きんす
38℃を超える体温も
小さな口をめいっぱい開ける
お転婆顔も
うつしおみのわっちが見ている
うつせみの事
猫は現実の愛しさをくれる
うたかたの世界で愛しいと呟くより
泣き叫ぶより
何倍も何千倍も確かで
胸骨の後ろにある心にずどんっと響きんす
愛しさほど尊い想いは無くて
過分な慶びを頂いた上に
猫様もわっちが好きと
その小さな身体で大きな想いをぶつけてきんす
蝉の抜け殻のように
はかない今が
猫が居るだけで、こんなにステキに輝いて
痛みさえも嬉しくて
あら、わっちはマゾに非ず
いや どうだろ ちょっとだけ？
愛しいと想うのに上下は無くて
マウントする必要もありんせん
ただ、猫のようにしたいこと、して欲しいことを
率直に・・・
出来ないことは出来ないで良いしｗ
気に入らなきゃ ぷいっとしても
おいしいもの食べて
ぐっすり寝たら、また機嫌直し・・・
はぁ、猫は良いな
ティアは今しか生きてない
未来 未だ来ぬものを見ないし
過去、過ぎ去りしものに悩まない
ねぇ当主様 見習わせて頂きんす
うたかた夢の中で愛しさを思い描き
うつせみ・うつしおみで想い通りに愛してみようともがくのが
人ってぇ言う生き物にありんすねｗ