兵器より農具を
『公孫龍』第3巻
宮城谷昌光 著
新潮社 2023年8月20日 発行より
宮城谷昌光さんは中国の戦国時代に登場する人物を何人も小説で描いておられます。可能な限り調べて、その上でその人物像がご自分の中で育って熟すのを機に執筆されるのだと思います。
太公望・孔子・楽毅・孟嘗君・晏子などなど、たくさんの著作があります。
この『公孫龍』は月刊誌「小説新潮」に掲載されて1年3か月分ほどが蓄積されると単行本になるようです。
それを待ちかねて、読んでいるので、どんな人物が登場して何がどうなったかを私は忘れてしまいます(^_^; 間もなく第4巻が発行されるでしょうから、第3巻までを図書館で借りて思い出しておこうと読んでいます。
第3巻から、添付した画像の部分を転載させていただきます。新潮社さま、ありがとうございます。
燕という国に鉄鋼業の基盤を打ち立てた人物が述べている言葉なのですが、現代の政治を司るかたたちにも是非読んで胸に刻んでいただけたらと思いました。
そして、クリスチャンである私は、この箇所を読んでいて、聖書の言葉を思い浮かべました。
「主(神)は多くの民族の間を裁き、遠く離れた強い国々に判決を下す。彼らはその剣を鋤に、その鎌を槍に打ち直す。国は国に向かって剣を上げず、もう戦うことを学ばない。」 ミカ書4章3節
聖書のこの言葉が実現する日が来ることを願ってやみません。
今日も、出来るだけ 良い日となりますように!
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