沙羅(さら)の花・・・夏椿とも呼ばれますね

 だいぶん前から沙羅の花のツボミがふくらんできていました。Photo_20240605191601

もう花開くか、今日はどうかと楽しみに庭に出ていました。

 「見つめる鍋は煮え立たぬ」といいますが、「見つめるツボミは 花咲かぬ」という言葉もあるのではないかと思うほどでした。

 満を持すツボミ ・・・ ついに 花が咲きました。

 沙羅の花は、一日限り・・・一日花(いちにちばな)なのですね。

一日限りで、翌朝には、なごりを感じさせながら地面にたたずんでいます。

 何だか、はかないですけれど、それ故に 咲いているときには美しさいっぱいです。

65 生かされて ひとひ一日が 晴れ舞台

 今日も、良い日となりますように!

 

 

 

 

 

 

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 図書館で見かけて、スパイスの本かなと借りてきた本が、実は物語でした。Photo_20240608102701

 料理研究家の小林カツ代さんは神楽坂合唱団でコーラスを楽しんでおられました。その名前を発案されたのもカツ代さんだったようです。団員には神楽坂の芸者さんとか、そういうかたはおられなかったそうですけれど、土井たか子さんやコシノジュンコさんなども団員だったそうです。

 タイトルだけでなく、なかなかスパイスのきいた短編が5編 味わえます。

 食と健康とのつながりが この店で出されるメニューや飲み物などを通して さりげなく伝わってくるようにも思えました。

『神楽坂スパイスボックス』 長月天音(ながつき あまね) 著

角川春樹事務所 ハルキ文庫 2022年9月8日 第1刷発行

 よろしければ、どうぞ。

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