沙羅(さら)の花・・・夏椿とも呼ばれますね
もう花開くか、今日はどうかと楽しみに庭に出ていました。
「見つめる鍋は煮え立たぬ」といいますが、「見つめるツボミは 花咲かぬ」という言葉もあるのではないかと思うほどでした。
満を持すツボミ ・・・ ついに 花が咲きました。
沙羅の花は、一日限り・・・一日花(いちにちばな)なのですね。
一日限りで、翌朝には、なごりを感じさせながら地面にたたずんでいます。
何だか、はかないですけれど、それ故に 咲いているときには美しさいっぱいです。
今日も、良い日となりますように!
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図書館で見かけて、スパイスの本かなと借りてきた本が、実は物語でした。
料理研究家の小林カツ代さんは神楽坂合唱団でコーラスを楽しんでおられました。その名前を発案されたのもカツ代さんだったようです。団員には神楽坂の芸者さんとか、そういうかたはおられなかったそうですけれど、土井たか子さんやコシノジュンコさんなども団員だったそうです。
タイトルだけでなく、なかなかスパイスのきいた短編が5編 味わえます。
食と健康とのつながりが この店で出されるメニューや飲み物などを通して さりげなく伝わってくるようにも思えました。
『神楽坂スパイスボックス』 長月天音(ながつき あまね) 著
角川春樹事務所 ハルキ文庫 2022年9月8日 第1刷発行
よろしければ、どうぞ。