歯車の快楽  stand alone complex |   きつねの日記帳

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 ヨコハマ・中区に生息するきつね’606’の日常のいろいろ

ちょっと前になってしまいますが、先日、
「ごきげんカフェ」 に来て頂いた方々、ありがとうございました。
実際こういうのははじめてでしたのでドキドキでしたが、なんとかこなせた、と思う・・

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はじめは、「喫茶店をやりたい」から紆余曲折あっての今回のイベントでしたが、打ち上げ飲み会の時、
当初の「喫茶店やりたい」が自分の中で消えていることに気付いた。
~欲望は多角積層・3次元立体的に存在しており、
それが成就する前に我々が認識可能なのはそのごく一部分のみ~

おそらく、「喫茶店がやりたい」の奥にあったものは、「歯車」に対する複雑な感情。
・歯車として足並みを揃えるのは本来得意ではなく、むしろ避けたい。
・だが集団で何かを成し遂げたときの快感は何にも代え難い。

この辺りの幾重にも積層した感情の一部分が
「喫茶店を・・・」という形で顕在化していたものと思われ。

実際に今はフリーで仕事をしているものの、この歯車に対する複雑な感情を持ちこしていたが故に、
うまく物事が回らない部分が多くあったと思う。

フリーランスとはいえ、自分がこの世界を構成する歯車の一つであることに変わりはない。
立ち位置は様々なれど、人はみな歯車なのだ。
その中にこそ、人としての様々な悦びがある。

この小さな認識の転換が、人を
”歯車でありながら、歯車でない存在”
個としての自己を主張しつつも、同時に集団としても十分に機能し、貢献できる存在
stand alone complex‏
へと変容させていく。
この転換への機会を与えてくれた人達へ、遅ればせながらこの場で最大限の謝辞を。

曲は打ち上げの時ずっと頭で廻っていた 「今夜はブギーバック」
甘美な集団の熱気と、その中で際立つ個の存在の対比が美しい曲です。
今夜はブギー・バック 1994 youtubeより