3月9日。埼玉県公立高校合格発表の日。
午前10:30頃、息子からメールが。
(non title) 合格した
至ってシンプル。
嘘~ん! もっとキャッキャすんじゃないの~?
絵文字も とか
とか
とか
これ違うか
メッセージも「ヤッター」とか「余裕です!」とか。 ん~~~何かもっとあるだろう!
しかも2年間も塾に通いながら夜遅くまで勉強して
試験前も試験後も結構ナーバスになってたじゃん!
それだけに嬉しさ1000倍じゃないの?
塾にも一切通わず、試験前日の夜ですらバカ共3人でファミコンやってた俺でさえ
合格発表を聞いた時は(寝坊して見に行かなかった)
「デカメロン伝説」を歌う少年隊のヒガシの様に
ステージの袖からバック転を繰り返し~の 最後バック宙!
ぐらい、喜んだんだぞ!
納得いかず、息子の携帯に 「おい!これだけかよ!嬉しくないんか?」と、聞くと
「いや、嬉しいよ」 (至って冷静)
違う、違う、全然違う!
そんなリアクションじゃない。そんな大人な対応は求めていない。
「お前よ~もっと喜べよ~。子供なんだからハシャいでいいんだぜ?」
「っつうか、子供じゃねぇーし」 (合格しただけに、偉い強気!)
見た目や日々の生活は、当時の自分に比べたらカワユイお子ちゃまなのに
考え方や態度は変に大人。 これが現代風若者なのか?
今となっては、これが正解なのか?
そうなると、当時まだ小遣いも3.000円位で、常に小銭主体にも関わらず
ミチコ・ロンドンとかコムサ・デ・モードの財布を必死こいて買ってた俺のが子供?
彼女もイナイのにコンビニに行くたんびに、ギャッツビーとかタクティクスの試供品を
体中に付けまくって気持ち悪くなってた俺のがお子ちゃま?
駄菓子屋のジイさんの隙を見て、
うまい棒3本をポッケに入れて100mダッシュしてた俺のがガキンチョ? (いや、これ犯罪)
貯めておいたガリガリ君の当たり棒をバーさんに捨てられ
「ババァ、殺すぞ!」って言った俺のが幼稚? (いや、これDV)
結局、仕事中ず~と納得できず夜に帰宅。
そこにはリビングでくつろぐ家族が3人。ノーマルな風景。
あんなに騒いでいた嫁さんは、総てが終わったかのように脱力感タップリ。
「おい!今日はめでたい日だろ!クラッカーとかピザとかでパーレーじゃないの?」
すると3人がテレビを見たまま
「さっき終わった」。
3秒前 2 1 ZE~RO~♪
「何でみんなノーマルなの?
散々ノータッチで無関心な雰囲気を装っていたけど
実は心より息子の合格を喜んでいるんだ!
そして誰よりも、そう世界中の誰よりも
今宵のパーレータイムを
楽しみにしていたんじゃ~~~!」