こんにちは!


ギルです(^_^)


いつも、ブログを読んでくださって、ありがとうございます!!


……


6月24日 土曜日。


ちょうど、夏至後の初めての週末(^_^)!


ヒラタクワガタを狙うなら、すごくちょうどいい時期な気がします(^_^)!


長男と2人、房総半島へ出撃てす(^_^)!


ようし!今日は房総ヒラタを捕まえてみせるぜ!!



僕「インディージョーンズ聴きながら行こうぜ!!」

カーステレオ、スイッチオン!!

長男「……あれ?この曲、インディージョーンズじゃなくね?なんだっけ、これ……」

カーステレオから流れてきたのは……

ジュラシックパーク!!

あ!!間違えた!!

……でも、まあいいや(^_^)
これはこれで、わくわくする(^_^)!!

でも、その、「映画テーマ曲」プレイリストに、ちゃんとインディージョーンズも入ってました(^_^)!

車内では、あの、これから向かう森にいた
親指くらいで、ぶ厚くて、黒くて、てかってて、背中にスジがある、クワガタのメスっぽい存在の話が盛り上がります!

僕「……まじでオオクワなのかな……」

長男「たぶん!」

僕「ほんとにオオクワだったら、マジでヤバいよな!でも、俺が確認したわけじゃないから、まだ半信半疑なんだよ。」

長男「まだいたら、今度はお父さんが、自分で見てみれば?」

僕「……いやー、わくわくするなあ(^_^)!!」

長男「うん!まじオオクワだったら、ヤバいよね(^_^)!!あそこなら、俺はいてもおかしくないとおもうよ(^_^)!」

僕「たしかに!!」

わくわくしながら、一路、車をあの森へ走らせます!



……

ミャミャミャ〜ン  デデデ〜ン♪




……じゃなかった、

ミャミャミャ〜ン  デデデ〜ン♪

第1話  黒光りする奴

……


前回のクワガタクエストで、オオクワ疑惑騒動が起きた森へ到着!

おっ!梅が実をつけてる!


長男「そんなことより、早く見てみようぜ!」

早速、あのクリの樹を調べます!

さあ!どうだ!!



あのウロの中を調べる長男。



長男「!!」

長男「あっ!!いた!!お父さん!!見てみ!!」

どれどれ!

僕も、のぞいてみました!

すると……

見えたのは、おしりのの1部。たしかにデカい!

そっーと、掻き出し棒を穴に入れてみます……

が!

その瞬間!!

あっ!という間に、それは奥へと入って行ってしまいましたΣ(゚д゚;)!!

早い!!早すぎるぜΣ(゚д゚;)!!

僕「なんだあの瞬発力!!おかしいだろ!!」

長男「でしょ?俺だって、野生のオオクワの早さなんて知らないからさ!やばいよね!」

僕「あんなに早いもんなのか??」

……そのウロは、奥へ奥へと暗い口を開けたまま……

長男「でもさ…… こっちの穴と、こっちの穴……  中で繋がってね??」

僕「そうそう!俺もそうだとおもう!樹の中で、トンネルのようになってるよな!!」



長男とふたり、トンネルになってるとおもわれる樹の腹を叩いてみたりしてみましたが、
当然、そんなことしたって、ぜんぜん無駄で……


僕「……はぁ〜…… やっぱ難しいな……もう出てこないよ。また、夜に来てみるしかないなあ。」

長男「こないだみたく、夜になったら気温14℃なんてないよね?」

僕「今日は、さすがにそれはないだろ(︎^_^;」

……
仕方なく、他にヒラタとかいないか、周辺の木々を捜索。


僕「この樹!こないだより樹液出てる!良いな!これ!!」

しかし、めくれの中にいたのは

ちっっっちゃいコクワ!

そして、ヨツボシケシキスイたち。

長男「くそ!こんな良い樹なのに、なんでめくれにヒラタいねーんだよ!」

僕「んー……生息してないのかもなあ。」

んんー、良い森なんだけどなあ。

仕方なく、僕と長男はその森をあとにしまして、次のポイントへ移動です。

夜だ!!夜に勝負をかけてみる!!

途中、綺麗な渓谷ぞいの雑木林を探索しました。

僕「おおー、ここもいいな(^_^)」

長男「うん(^_^)林にはクワガタ、川にはトンボいそうだよね(^_^)」


↑ネムノキ

↑良さげなクヌギがありました(^_^)
まだ樹液は出てないみたいでしたが、ちょろっと染み出てる箇所があって、そこのヒカゲチョウが一匹。
あとはシラカシが多い。

↑綺麗な川。
↑僕「おもしろい地形だよな。下が渓谷なのに、上は畑になってるよ。」

長男「ほんとだ!珍しいよね。」

それにしても、美味しい空気(^_^)!美しい風景!癒されます(^_^)


↑ムラサキツバメ。


次は、長男が、Googleマップで、ヒラタがいそうだ!と、目星をつけておいた森へ!!

ヒラタよーい!どこにいるんだーー!








……

ミャミャミャ〜ン デデデ〜ン♪

第2話  夢の森

……



Googleマップで見つけた森へと移動してきた
僕と長男。

僕「おお〜、ここも、なかなか良いな!(^_^)」




ボコボコのクヌギ、コナラがたくさん!!

僕「ここってさ、なんか、樹液パラダイスににてないか?」

長男「俺もそう思った!てか、Googleマップでは、もっとマテバシイが多いと思ったんだけど、クヌギが多いよね!」

僕「いいぞ、いいぞ!これ、ヒラタいそうな雰囲気があるな!!」

気温もぐんぐん上がってきて、汗がしたたり落ちてきます。アクエリアス飲みながら散策!

すると……

1本の、大きめのクヌギの前に立ち止まる長男。
「あっ!カナブンたかってる!!」


僕「おっ!ほんとだ!!」

まっすぐ立つクヌギ。
僕の虫あみ、エクスカリバーでギリギリ届く、約7~8メートルくらいの高さに、カナブンがたかっていました!

僕「こっからじゃイマイチ見えないけど、あそこ、たくさん樹液出てるんだろうな!」

長男「てか、この樹、あのカナブンがたかってる上からが、すごい良い感じだよ!」

僕「ほんとだ!くそ!!あんな高いんじゃ、エクスカリバーでも全然届かないぜ!!」

長男「あ〜あ、舞空術つかえたらなあ……マジで!!あの上のほう、超いいじゃん!!あんな高かったら、ハシゴ買っても全然届かない!」

……すると

その、高い高い上のほうから、なにか、黒っぽい物体が落下。

根元の茂みの中へ、パサッ!……って……

僕「なんだなんだ?なんか落ちてきたな!」

長男「なんか、クワガタっぽかったぞ!!」

その、落ちた茂みを調べる長男……


長男「Σ(゚д゚;)!!はあっ????!!」



( °_° )
( °_° )
( °_° )




Σ(゚д゚;)!!
Σ(゚д゚;)!!!
Σ(゚д゚;)!!!!

はあっΣ(゚д゚;)?????

ヒ……
ヒ……
ヒ……

ヒラヒラヒラヒラ……

はあっΣ(゚д゚;)??????


僕「うおおおおおーーーー!!こんなことってあるか!!!!ヒラタ落ちてきてんじゃん!!」

長男「え?え?え?なんで?なんで??」

ノコギリクワガタやミヤマクワガタならいざ知らず、ヒラタクワガタって、落ちてくんのか??しかも、こんな真昼間に!!それも、僕たちの目の前に!!

僕「もしかしたらよう!あの、高いところに、もっとデカいヒラタがいるのかも!!そいつとやり合って、負けて落ちてきたんじゃね??絶対そうだよ!!」

長男「え?あの上に、デカいヒラタいるって事??」

僕「だって、そうとしか思えねえだろうよ!ヒラタなんて、なにもしねえで、勝手に落ちてくるか?普通!」

長男「そうだそうだ!!絶対そうだ!!」


↑体長は、45mm!!このクヌギの、高い、もっと上のほうに、こいつを上回る大きさのヒラタクワガタがいるのか??

……しかし、とにかく身長がとても高いクヌギ。下から見たって、ヒラタクワガタを見つけられるわけもない。

僕「あははははは!!この森に、ヒラタいる事確定じゃん\(^^)/!!でかしたぞ!ひびき!!」

長男「Googleマップみててさー、ここ、すげえ良さげだと思ったんだよ!!」

僕「マジですげえよ!!年をまたいで、ずっと探し続けてきた、新しいヒラタポイントだぞ!!\(^^)/」

長男「やったね\(^^)/!!」

すごく良い森です!!

……しかし、嬉しい問題が!!

森の面積が、あの樹液パラダイスよりもかなり広い!!

とても、1日ではすべて見切れない!!

でも、ヒラタいる事は確定\(^^)/!!

楽しい宝さがしが始まりそう(^_^)!!

上がってきた湿度と気温の中、長男と森の探索!




↑アオイトトンボ




↑長男「ん?このキノコ、動いてる!」
よく見ると、小さな虫がキノコを動かしていました。
↑ツチイナゴ



↑ルリタテハ

広い!!広すぎるぜ!!

僕「……っ、疲れたな!しんどい!!」

長男「ここ、とても1日じゃ見れないよね!」

汗をかきながら、広い雑木林を探索!
めくれ、どうを見つけたら、しらみつぶしにくまなくチェック!!


そして……

斜面に立つ、さほど太くないクヌギで!

長男「あっ!いる!!」



足場の悪い斜面で、長男、クワガタと格闘!!

そして!

出たーーーーー!!

\(^^)/!\(^^)/!\(^^)/!

本日、2頭目のヒラタクワガタ\(^^)/!!

体長は、42mm、小ぶりです。

でも!めちゃくちゃ凶暴!!失礼、元気!!

長男「よっしゃ〜!やったね\(^^)/!!」

これこれ!!

この、ウロからヒラタを取り出す、ヒラタとのバトル!!
そして、取り出した時の達成感!!

これが、ヒラタクワガタの魅力のひとつなのかも知れません(^_^)!!

久しぶりの感覚(^_^)(^_^)(^_^)!!

長男「でも、ちっちゃいね。逃がす?」

僕「いや、せっかく捕まえたんだし、一応、持っていこうよ。」

あとで、この子を同行させて、結果オーライ!
という事になります。


そして、引き続き、探索再開(^_^)!



僕「おっ!このめくれにも、クワガタいる!!」

長男「ヒラタ?ヒラタ??」


コクワでした(︎^_^;

僕「踏ん張るパワーで、すぐ分かるな!こいつはかんたんに取り出せるよな(︎^_^;」

いつもだったら、ここで

「なんだ、おまえかぁ〜!!」

って、くやしがるところだけど、今日はもう2頭とったので、悔しさが湧き上がってこないです(^_^)!

そして……

僕「おっ!この樹、カナブンがたくさんいるじゃん!!」


全体に、カナブンがたかってるクヌギを発見!!(全体にカナブンたくさん、の様子を撮影するの忘れました(︎^_^;)


上のほうを見ると……

カナブンにまぎれて、巻きついたツタに、頭を突っ込む、大きめの甲虫!

僕「ひびき!いた!あれ、クワガタだよな!!」

長男「どれ?」

僕「あれ!あそこに、アオカナブンいるじゃん?あの、すぐ上の、ツタに頭つっこんでるやつ!」

長男「おお!マジだ!!あれ、ヒラタっしょ!!しかも、あれ、すげえデカくない??」

僕「デカイよな!!」

高さは、約4メートルくらい。

よし!あの高さなら届くぞ!!

エクスカリバー!!

アオカナブンは、すぐに網の中に落下!

ぶゥゥゥゥん!

そして、そのクワガタらしきものは、しっかりと樹にしがみつき、なかなか落ちてきません!!

僕「えい!えい!!くそう!!あいつ、なかなか落ちねえな!!しぶとい!!」

長男「さすがヒラタだね!!」

僕「うりゃ!!うりゃ!!これでもか!!くっそー、
必殺!ギャラクティカマグナム!!!」

ポロッ

長男「必殺技、つよ!あっ!(シルエットを見て)クワガタ確定!!めっちゃデカイよ!!」

2人で、網の中を調べました。







すると……







僕、長男「( °_° )( °_° )( °_° )…………
はああああああああああ〜〜〜〜Σ(゚д゚;)??????!!!!!」



















長男「ミヤマじゃん!!」

僕「なんでだよ!!この森、ヒラタの森なんじゃねえのか!!」

僕も、長男も、“ヒラタクワガタとミヤマクワガタは同じ森に混在しない”との、先入観がありました!

だって、ヒラタクワガタは、蒸し暑いところ、ミヤマクワガタは、風通しの良い涼しいところに生息するクワガタだから!

でも、全国をさがすと、ごく稀に、ヒラタクワガタとミヤマクワガタが混在する森も、たしかにある、と、ウワサは聞いたことあったのですが……

まさか、それが千葉県内にあるなんて!!!

僕「やべえぞ!この森!!ミヤマまでいんのかよ!!」

長男「これ、デカくね??」

体長を計ると……


58mm!!

僕たちが房総半島で見つけるミヤマクワガタにしては、かなり大型サイズ\(^^)/!!

僕「うおおおおお!!やったぜっ\(^^)/!!」

長男「まじか!!ミヤマまでいるなんて\(^^)/!!」

僕「夢の森!!ここは、夢の森だ\(^^)/!!」


はあ〜〜〜…………

疲れた……

暑さと湿度の中、かなり歩き回ったのもあるけど……

なんか、興奮し疲れた……

夢の森!!

とんでもないポイントを発見しました!!

僕「……まだ半分も見てないけど……もう行こうぜ。」

長男「うん、俺も疲れた(︎^_^;思考回路が焼ききれそうだし……(︎^_^;」


↑こういうのが、発生源、ってやつ??


↑ヤマユリが、見事な、大輪の花を咲かせていました(^_^)
↑モンキアゲハ
↑びわの季節ですね(^_^)千葉県の名産品のひとつ。


↑マテバシイにも樹液が!

↑そこにいた、ノコギリクワガタたち。



そして僕たちは、体力と精神力を消耗した状態で、夢の森をあとにしました。

ちょっと、衝撃的すぎる!!

なにはともあれ、新しいポイント、開拓成功です\(^^)/!!







……

ミャミャミャ〜ン  デデデ〜ン♪

第3話  再開!樹液パラダイス

……



遅い昼食をガッツリ食べ、

使い果たしたHPとMPを回復するため、僕たちは冷房の効いた車内で、仮眠をとりました。

すこし眠って、体力回復!!

再び高速道路にのり、いつもの樹液パラダイスへ!

時刻は夜の19時。良い時間帯です(^_^)

車を降り、樹液パラダイスを目指していると……

男の子「あれ?こんにちはーーー!!」

ん???

見ると……

前回の散策で、樹液パラダイスで出会った、あのお父さんと小学生くらいの男の子!!

僕「あれ?よく、こちらに来られるんですか?」

お父さん「いや、あの時、御一緒したとき以来です(^_^)そちらは?」

僕「いや、僕たちも、ここにはあの時以来なんですよ(^_^)」

お父さん「いや〜、奇遇ですね(^_^)」

長男「なにか採れた(^_^)?」

男の子「はい(^_^)!今日は、カミキリが取れました(^_^)!」

見せてもらった飼育ケースの中には、
ビロウドカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリが入っていました(^_^)

お父さん「なにか取れましたか?」

僕「はい!ヒラタ2頭と、ミヤマ1頭採れました(^_^)!!」

男の子「おおお!すげえ!!」

お父さん「え?ここで??」

長男「いや、ここではないんです(^_^)別の場所で捕まえました(^_^)」

お父さん「え?ヒラタとミヤマが、同じ森で採れたんですか??」

僕「そうなんですよ!!僕たちも、びっくりしちゃって。」

男の子「すご!!」

前回、色々お話させてもらって楽しかった親子との、樹液パラダイスでの「再開」(^_^)!

嬉しかったです(^_^)


そして

樹液パラダイスでは、

その親子とは別行動。

それぞれに、推しの樹があるようで、それをお互い知られたくない、という空気がありました。

樹液パラダイスを散策です。


↑フタモンウバタマコメツキ
↑オオオサムシ
↑キマダラカミキリ
↑見えにくいけど、小さなノコギリクワガタ

樹液パラダイスに、その親子とはまた別のクワガタハンターと思しき懐中電灯の光!

向こう側からやってきたけど、僕たちをさけるように、茂みへと入ってゆきました。

ライバル、多いなあ……

「どこにヒラタいるんですか?」とか、野暮なこと聞いたりしないからさ……
せめて「こんばんはー」って、挨拶くらいしようよ……(︎^_^;

まあ、警戒したくなる気持ちも分からなくないけど。

なんて、長男と話していました。

そのライバルの懐中電灯がいなくなるのを待って……

探索再開です(^_^)!


↑コクワガタ

↑ノコギリクワガタ



そして……

今日の僕たちは、ツキがある!!

推しの樹を調べてみると……

僕「ん?……あっ!いる!!」

樹のめくれの中!

懐中電灯で照らしてみると、クワガタの姿が!!

ピンセットでつまむと!!

この踏ん張り!!

パワーがぜんぜんちがう!!

ヒラタだ!!!

掻き出し棒とピンセットを駆使して、ヒラタと格闘!!


前回、この樹液パラダイスでヒラタをとったのは、4年前!

あの、巨大台風以来、ここでヒラタを見つけてません!

4年間、毎年毎年、ここでヒラタに会いたくて、はるばるここまで通い続けた!

絶対に捕まえる!!絶対だ!!

しかし!コクワと大して変わらない大きさだと言うのに、こうまでパワーがちがうのもなのか!?

動きもコクワとぜんぜん違う!
コクワなら、もうとっくに取り出せてるはず!!

さすがはヒラタ!手強いぜ!!


格闘すること、数分後……

ようやく!!


で、出たーー!\(^^)/\(^^)/\(^^)/!!



この、樹液パラダイスで!

ヒラタクワガタと、4年ぶりの「再開」\(^^)/!!

体長は、今シーズン最大の、49mm!

やったーーーー\(^^)/!!!



惜しい!50は行かなかったか!

長男「おおー!やっぱ樹液パラダイスのは、アベレージがでかいね(^_^)!あと、やっぱり、○○のと比べると、大あごが太い気がするよ(^_^)!」

僕「待って。めくれの中に、実はまだいるんだよ!」

長男「え!!そうなの!!??」

あれは……
ピンセットよりラジオペンチだ!
つまめる面積が小さい!!

ピンセットをラジオペンチに持ち替えて……
小さな大あごを挟んで、引っ張り出しました!!

出たーーーー\(^^)/\(^^)/!!



メス!!

メスもゲットーーー\(^^)/!!



僕「おおおー!!やったぜっ!!!」

長男「しかもペア!!やったね\(^^)/!!」

僕「よっしゃーー(*。>∀<)9"ッシャ!!4年越し!!ほんとに、やっとだぜっ!!」

長男「ようやく!本当に、ようやくだね(^_^)!!」

この、樹液パラダイスでの高揚感!!

あきらめないで、良かったー\(^^)/!!


懐中電灯の灯りから、樹の場所を他の採集者に特定されるのも嫌なので、そうそうにその樹から離れます。

そして、ニコニコしながら、別の樹を見て回っていると……

あの親子が追いついてきました(^_^)

お父さん「いましたか?」

僕「はい!いました(^_^)!!」

男の子「ええ!?いたんですか!!?」

僕「うん(^_^)オスとメスと採れたよ(^_^)」

男の子「すご!!」

僕「大きいの採れたから、1番小さいの、いる?」

男の子「ええ!?いいんですか??」

僕「いいよな?ひびき。」

長男「もちろん(^_^)ここで採れたやつじゃないけどね(^_^)」

お父さん「本当に良いんですか?」

僕「いいんですよ(^_^)」

そして、昼間に、新しく見つけた夢の森で長男がウロから取り出した、
42mmのヒラタを、あげました(^_^)

お父さんも、男の子も、ニコニコ(^_^)

僕も、長男も、ニコニコ(^_^)

ついつい、立ち話もはずんでしまいます(^_^)

その親子はまだ散策継続モード、
僕たちは、もうてったいモード
長く引き止めては失礼なので
その親子とはそこでお別れ。

親子は、やはりもう少し樹液パラダイスの探索、僕たちは採れたので、ここで退散です(^_^)

「それじゃ、また(^_^)」

「はい!(^_^)ありがとうございました(^_^)!」

奇遇な、楽しい再開でした(^_^)!



そして、樹液パラダイスを出口向かって歩いていると……

向こう側から、またまた採集者の姿が!

幼稚園くらいのお子さんを2人つれた、お父さん。

「こんばんはー(^_^)」

「こんばんはー(^_^)」

すれ違いざまに、ご挨拶。やっぱり、こういうほうが、気持ちいいですよね(^_^)

僕「やったな(^_^)!」

長男「うん!今日は大量だ(^_^)!!」

そして、車へと戻り、樹液パラダイスをあとします。

車で、樹液パラダイスの横を通り過ぎる時……

樹液パラダイスの入り口に、またまたまた新しい車!

僕「また新しい車きてるよ!(樹液パラダイスのあたりを指さして)どうせあのあたりから、懐中電灯の光が見えるぞ!」

と言ったとたん!

そこから懐中電灯の灯り!

長男「ギャハハハハハ!ほんとに光ったし(≧▽≦)!」

……それにしても……

樹液パラダイスの、この採集圧は、すごい事になってきました。

……なんだか、オオクワと韮崎市みたいなことになってしまうのかなあ……

人のしわざだとおもいたくないけど、かつてヒラタを捕まえたことのあるめくれが2ヶ所、はがされてしまって、樹液もとまってしまった場所もあるし……

樹液が出てる樹の根っこのところに、昆虫ゼリーの容器が置きっぱなしになってたり……

初心者の方が、悪いことだと分からずにやってるのかも知れないけど……せめて、ゴミは持ち帰ってほしい。トラップ仕掛けたら、あとでちゃんと回収してほしいです。

やはり、自然への感謝、尊敬、畏怖の気持ち、
そして、他人様の土地で虫取りをさせてもらっている、という、謙虚な気持ちを忘れずに、楽しんで欲しい。

あと、他の採集者の出会ったら、せめて「こんばんはー」って、挨拶くらいしたいなあ。

挨拶してるのに、フルしかとされると、やっぱり気分悪いです。

僕たちはライバルかも知れないけど、同じ「クワガタ好き」っていう、共通の趣味を持った仲間なんだし。

なんだか、愚痴っぼくなってしまったけど、
採集圧の増加を感じて、そんなことを考えてしまう、僕たち親子でした。




……

ミャミャミャ〜ン デデデ〜ン♪

第4話  ミヤマの樹

……


樹液パラダイスをあとにした僕たちは、もう一度、あの夢の森へ行ってみることにしました。

昼間、ヒラタだと思って捕まえたら、ミヤマクワガタだった!

あの樹、夜だとどうなってるんだ??

昼間、あれだけカナブンがいたんだ!夜がどうなってるのか楽しみ!!

樹液パラダイスから夢の森へと、戻ってゆきます。

下の道から行くと、けっこうあるなあ。

でも!

今日はすでに十分な成果が得られたので、長男と2人、話も盛り上がりました(^_^)

僕「しかし、まだ6月なのに、すごいよな(^_^)!」

長男「だよね?!去年、ヒラタをあれだけ探して見つけられなかったのに、今年は人にあげる余裕まである(^_^)!」

長男「でも俺たち、レベル上がってね?」

僕「そうだな(^_^)おまえは特に、だよ(^_^)」

長男「でも俺、木登りのスキルを身につけたいよ。」

……房総半島の夜の道をしばらく雑談しながら走り、そして、あの夢の森へと戻ってきました。

そして、真っ暗な夜の森を、あの、ミヤマクワガタを捕まえた樹へと歩を進めます……

長男「このクヌギだっけ?」

僕「いや、こっちだよ。これこれ!」

樹を、懐中電灯で照らします……


すると!


おおお!!いっぱいいる!!いっぱいいる!!!


昼間のカナブンが、ミヤマクワガタに置き換わった状態!!

やべえ!やべえぞ!!

僕も長男も、もう興奮状態!!

捕まえると!

いててててててて!

指を挟まれた!!

痛い!!……でも、俺、いま、ミヤマに挟まれてるぅ〜〜〜(◍︎´꒳`◍︎)!

うへへへへへ!!

長男「変態おやじが!!」

↑57mm!

↑53mm!


↑40mm!

↑48mm!

そして、ミヤマクワガタのメスが2頭\(^^)/!!

長男「すっげーー!!完全にミヤマの樹じゃん!!6頭だよ!!」

僕「それにしても、他の樹にミヤマいないのに、なんでこの樹だけに……」

長男「ここ、風が通るんだよ!だからだ!!」

おもしろいなあ!

となりのクヌギには、ぜんぜんつかないのに、この樹1本に!

きっと、ミヤマにしかわからない、違いがあるんだろうな。

ミヤマは、昼間捕まえた、本日最大の58mmと、本日最小の40mmのみ持ち帰り。

あとはリリース。

どうか、ここでたくさん子孫を残して、末永くこの森が、ミヤマとヒラタの両方が採れる夢の森であってほしいです(^_^)


興奮冷めやらぬまま、

徒歩で移動。

そして、

昼間に、上から45mmのヒラタが落下きてきた背の高いクヌギへ。

さあ!どうだ??



夜だと、あの、たくさんカナブン集ってた場所にも、カナブンの姿はまったくなし。

僕「どう?ヒラタいる?」

長男「わからないなあ。この樹、つくとしたら、絶対、上の方じゃん?ちょっと見えないよ(︎^_^;あっ!でも、あそこ!なんか横に向かって動いてる!!クワガタっぽい!!」

僕「え?どれどれ?」

長男「ほら、あれ!動いてんじゃん!」

僕「あー、あれか!」

僕「よし!ちょっとやってみっか。」

僕は、エクスカリバーを最長まで伸ばし、届く範囲をこそいでみました。

すると……

下の茂みに、パサッ、パサッ、と、落下音!

長男「なんか落ちた音がした!!」

調べろ!!

落下音がした付近を、

ふたりして、さがしまくります!さがしまくります!

さがしまくります。

さがしまくります……

さが……

僕「ダメだ。やっぱ夜だと、見つかんねーな……」

長男「落ちたの、またヒラタだったのかなあ??」

僕「いやあ、ちょっとわからないなあ……でも、あの横に向かって歩いてたのは、なんかクワガタっぽかったよな。」

長男「……まあ、コクワだったんだよ。そう思おう。そんなデカくなかったしね。」

僕「そだな。」


この森は、とにかく広い!

まだまだ下見し終わってないので、夜に動き回るのは危険です!

体力も、またかなり消耗したので、今回は、ここは切り上げです。


僕「でも、また新しく、良いミヤマの樹を見つけたな(^_^)!」

長男「うん(^_^)!!(房総半島で)ミヤマが確実に採れるところは、順調に開拓できつつあるね(^_^)!」

僕「去年、おまえが見つけた、66mmと64mmがいた所とかな(^_^)!今年も、あそこ行ってみようぜ!」

長男「うん!そうしよう!!」

そして僕たちは、夢の森をあとにしました。



そして……

僕たちは、最後の最後に、あの、
親指くらいで、ぶ厚くて、黒くて、てかってて、背中にスジのある、「奴」に戦いを挑みに、再び向かいました!!


ようし!挑んでみっか!!今日の俺たちは、持ってるぞ!!

待ってろよ、オオクワ!!

いくぜ!!






……

ミャミャミャ〜ン デデデ〜ン♪

第5話 ラスボス

……


僕たちは、最後に、奴に戦いを挑みにやってきました!

長男「気温は大丈夫??」

僕「うん!22℃!!」

車を降りると……

昼間との気温差でなのか、靄がかかっていました。

よし!行くぞ!!


そして、例のクリの樹へ。



そーっと、そーーーーっとだぞ!!

なるべく、音をたてないように……

懐中電灯の灯りは、赤く変更。

抜き足……さしあし……忍び足


そして、クリの樹へ到達……


さあ!!どうだ!!!


すると!!



奴が潜んでいた、ウロのところに!!



Σ(゚д゚;)!

出てる!!

ウロから
出てきてる!!




こ……これは!!!!






オオ……!!





オオ……!!!







オオオ…………!!!





































































































僕「……………………………………。」

長男「……………………………………。」


僕「……あのーー。( ̄▽ ̄)」

長男「お、お、おまえ…………まじか……」

僕「……俺たち、ゴキをウロから掻き出し棒で出そうとしてたのか???( ̄▽ ̄;)」

長男「そういう事になるね……( ̄▽ ̄;)」

僕「……くそ……  やっぱり、オオクワは、難しいな……。」

長男「そう簡単には見つからないよね( ̄▽ ̄;)」

……ゴキブリなら、あの異常な瞬発力も、たしかにうなずける。



僕たち親子は、調子に乗ってここまで来た。

だが、房総半島の大自然は、そんな僕たちにこう告げた。


「おまえら!オオクワガタをなめるんじゃねえ!!」と。





僕「ま、まあさ、でも、正体がわかって、良かったじゃん(︎^_^;」

長男「そ、そうだよね、これで、スッキリしたよ(︎^_^;」 

僕「オオゴキブリも、なにげに貴重なんだぞ。」

オオゴキブリは、家に出るゴキたちとちがい、不潔な昆虫ではなく、豊かな森にしか生息できない、貴重な存在なんです。
これがいるって事は、この森が豊かである証明。

長男「千葉では、準絶滅危惧種だもんね。」



……でもやっぱり悔しいぜ……

残念だよ……

オオクワガタであって欲しかった!!




……





それでも!!

今回は、十分な、十分すぎる戦果\(^^)/!!



帰り道のコーヒーは……


あれ?

勝ったらキリマンジャロ、
負けたらモカ、だったっけ??

長男「逆だろ!もう忘れてんじゃん。」





もちろん、勝利の美コーヒー、

モカ\(^^)/!!






いやいやいや、

今回は、とても濃いクワガタクエストとなりました!!

ヒラタクワガタ  ♂ ×3
                              ♀ ×1
ミヤマクワガタ  ♂ ×5
                              ♀ ×2

未熟者の僕たちからすれば、驚異的ともいえる成果をあげることができました(^_^)!


長男「……でもさあ、まだ6月だよ?もう、なんか今シーズン分、捕まえちゃった感じだよねえ(︎^_^;?」


……そうだよなあ。

なんか、異様に盛り上がった、今回のクワガタクエスト!!

次回は、どうすりゃいいんだ(︎^_^;


最後におまけのノコギリクワガタカップル。







〈観察できた虫〉
ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、カナブン、アオカナブン、ヨツボシケシキスイ、ヨツボシオオキスイ、スジグロシロチョウ、ルリシジミ、テングチョウ、ムラサキツバメ、キアゲハ、アオスジアゲハ、オナガアゲハ、モンキアゲハ、キタテハ、ルリタテハ、ヒカゲチョウ、フタモンウバタマコメツキ、キマダラカミキリ、オオオサムシ、オオヒラタシデムシ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ、アオイトトンボ、ショウリョウバッタ(幼虫)、ツチイナゴ、オオゴキブリ(幼虫)   他