社会人となり、忙しい日々を過ごした。

慣れない社会で精一杯働き、休みの日はグッタリした。


夏の暑い日。

休日を家で過ごしていた。

夕方、電話がなった。

普段なら、家の電話には滅多にでない。

携帯を持ち始め、友人からの電話は家にはかかってこなくなった。

家にかかってくる電話といえば、保険の勧誘やセールスばかり。

ただ、この時の電話はなぜか気になった。


「もしもし。」

電話を取ると受話器から男の声が聞こえた。

男が名乗り、私はハッとした。

成人式から半年。

初恋の彼からの電話だった。


「どうしたの?久しぶり。」

「いや、どうしてるかなぁと思って。」

そのまま長電話をし、次の日の仕事終わりにご飯でも食べようか、という流れになった。


次の日。

地元の駅で待ち合わせをし、地元の居酒屋へ行った。

一緒にお酒を飲むのは初めてだったが、返ってお酒の力を借りながら色々な話をした。


帰りは家まで送ってもらった。

別れ際、

「次いつ会える?」

緊張した様子もなく、サラッと聞いてきた。

「どっか遊びに行かない?」

「うん。」

私達は次の休日を一緒に過ごす約束をした。