プロズスイムジグのデザインと特長について開発担当者からの辿り着くまでの行程が書かれているのでご紹介します。
プロズスイムジグのデザインと特長についてですが、フックは 30度アイ、サイズは両ウエイト共に4/0を採用しました。 国内外問わずスイムジグでは30度アイを採用しているメーカーが多いです。障害物へのコンタクト(引っ掛かりづらさ)とフッキングの両立を考えると実に理にかなっていると思います。
ガード 両ウエイト共に0.5㎜のブラシガードを18本に決定致しました。 初期の試作品では13本からテストしていきましたが最終的には18本で落ち付きました。 スイムジグにしては多いのではと思う方もいるかと思いますが、常に障害物に当てながら使うシャローバンクのスイムジグでは必要不可欠です。 回避能力とフッキングのバランスを考えると18本が最良でした。そして何よりも重要だったのがガードの角度。カバージグではガードを立てて障害物を躱す設定にするのが一般的だと思いますが、カバーを際を横に引くスイムジグではガードとフックポイントの間に葦やウッドが挟まってしまう…。それがガードを寝かせた途端絡まなくなりました。プロズスイムジグは絶妙なガード角度に設定してあります。
ヘッドデザイン 主に重要視したのは3点。先ずは左右にブレすぎない安定した泳ぎ。低重心でいながらシャローレンジを引きやすい相反するバランスを克服しなければなりませんでした。ヘッドウエイトを後方に取れば安定した泳ぎは実現できますが、浅いレンジをゆっくり巻くには不向きです。そこでヘッドのウエイトとは別にワームキーパー部分のウエイト増加でこの難題を克服。またこれを採用した事で皆さんもお分かりの通りスキッピングもしやすくなります。
2つ目は通常のただ巻きではなく、シェイキング(ホンガリングの様な)テクニックをしやすくしたヘッドデザインです。正面から見ると三角型をした水を切るようなイメージ。アメリカではシェイキングがスイムジグの一般的な使い方の様ですが、日本でこのテクニックを実践されている方はまだ少ないかもしれません。 ただ巻きでは追えない魚やブッシュにサスペンドしている魚には非常に効果的だと思います。
3つ目はラインブレイクを防ぐラインアイ下部の肉盛りです。結び目から10㎝程が以外と根ずれの多いスイムジグ。障害物回りを横に引いてくるのですから当たり前ではありますが、ロックエリアを攻略する場合致命的になります。 どうしてもラインアイエンド部分から鉛を成型するとラインの可動範囲が広く、下にきてしまった時などはラインブレイクの恐れが多くなります。上下の肉盛りも検討しましたが、やはり上側にウエイトを増量すると、ロールがつよくなり安定した泳ぎが実現し辛い為不採用としました。 よって下部を肉盛りのみを採用。 ラインブレイクを減少させる事に成功しました。
というように非常にベーシックでありながらスイムジグの必要条件を満たしたデザインが完成しました。

