昨日のことになりますが、
これを観に行ってまいりました。
令和8年5月文楽公演
@シアター1010(センジュ)
文楽です!!
文楽は、去年の5月に人生初観劇。
会場は、今回と同じく北千住のシアター1010。
演目は、『平家女護島(へいけにょごのしま)』、別名「俊寛」。
そのときは、ミニマムな舞台、編成でありながら、
洗練された語り口、あふれるドラマにびっくり。
また絶対行こう、と思いながら、
丸一年経ってしまったのです。
今回の演目は、
『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』。
江戸の一大観光地・伊勢を舞台にしたサスペンスドラマで、
実際の殺人事件を基にしています。
驚くことに、事件後すぐに歌舞伎の芝居になり、
その後、人形浄瑠璃にもなりました。
ストーリーをざっくり書きますと…、
かつての主人のため、
名刀「青江下坂(あおえしもさか)」と
その折紙(鑑定書)を探す主人公、
伊勢神宮の御師(おんし:参拝者の案内や宿泊の世話をする神職)
の福岡貢(みつぎ)が、
恋人である遊女お紺から
身に覚えのない愛想尽かし(関係を断つ宣言)をされてしまい、
逆上して、遊郭「油屋」で
10人もの人を次々に斬り殺してしまう…。
という、なんとも陰惨な内容なのですよ。
歌舞伎では一昨年2024年の3月に
通しで見た記憶が鮮烈に残っています。
このときの配役は、福岡貢を幸四郎さん、
今田万次郎を八代目菊五郎さん(当時は菊之助さん)、
お紺が雀右衛門さん、意地悪な仲居万野は魁春さん。
充実の配役でしたね。
コミカルで軽いタッチの前半から、
みるみるうちに惨劇に突入、そのギャップに、
心の中で「ひゃああああ」と叫びながら
観ていた記憶があります。
さて、そのお芝居が、文楽ではどうなるのか?
手触りが、ずいぶん違うことに驚きました。
歌舞伎では、
「青江下坂」が妖刀であるがゆえに起きた悲劇、
のような解釈がありましたが、文楽ではそれがない。
福岡貢という人間の
キレやすさが引き起こした惨劇として描かれているのです。
そして、人々の殺され方も容赦ない。
すぱっと切り落とされる首、
ぽーんと遠くに飛んでいく足。
きゃあ、と叫ぶ間もなくあっけなく殺されていくので、
ぽかんとして観ていました。
それにしても、太夫の語りの、
なんてドラマティックで、豊かで、太いこと!!
地の文も、登場する老若男女も自在に表現して、
素晴らしくて震えました。
今回は、より理解を深めようと、
イヤホンガイドをしての観劇でしたが、
太夫の語る言葉はひじょうにわかりやすく、
良く知る物語ならイヤホンガイドは要らないなと思いました。
太夫が語っているところで
解説の声も聴こえてくるのはちと苦しい。
とはいえ、歌舞伎とはまた違う楽しさを
たっぷりと味わってきたのでした。
文楽、なかなか公演がありませんが、
機会があればまたぜひ観に行こうと思っています。
あなたも、ぜひ!
【朗読教室、生徒さん募集中】
わたくし帆足由美、朗読教室をはじめました。
現在、生徒さん募集中です。
30分1000円の体験レッスンもありますよ。
はじめて朗読に挑戦する方も大歓迎!
私と一緒に朗読を楽しみましょう。
詳しくは、こちらのホームページをご覧ください。
レッスン日は、ホームページ記載の日時以外でも対応可能です。
ご興味のある方、下記のアドレスまでお問い合わせください。
yumihoashi.katalover@gmail.com
ブログのコメント欄でも受け付けます。
ぜひお気軽にお問い合わせください!

