鉢上げしたアサガオ

すくすく育っています。

 

 

 

 

 

 

放っておいてもちゃんとフェンスに

絡まっていくのですよ。

つるの先端に目があるわけでもないのに。

 

 

 

ちょっと調べてみたところ、

こんなことがわかりました。

 

 

 

アサガオのようなつる性の植物は

茎が伸びて成長するので、

体を支えるために何かに巻き付く必要があります。

しなやかな茎の先端は風などによって揺れ、

近くにある支柱となり得るものに触れると、

それが刺激となって巻き付く

というのですね~。

えらいなあ。

 

 

 

ただし、その触れた相手が

岩のように大きいものだったりすると

巻き付く事はできないんですって。

なるほどね。

 

 

 

ちなみに、進化論で有名なダーウィンは、

『よじのぼり植物:その運動と習性』

という本も書いていて、

つるが巻き付く相手のことも調べているとのこと。

ちょっと読んでみたくなりました。

 

 

 

それはさておき。

巻き付くものが見つからないアサガオの茎は

しばらく地面を這うように伸び、

やがては先端が枯れてしまうそうです。

アサガオにとって、

巻き付ける支柱は生命線なのですね。

 

 

 

ところで、

なぜアサガオは巻き付くようになったのか。

 

 

 

その理由はわかっていないようです。

ただ、植物は光合成によって栄養を作り、

成長しますが、

光合成に必要な太陽の光をたっぷり浴びるには

上へ伸びたほうが有利ですよね。

高く高く伸びるには、

例えばヒマワリのように

茎を太くしないと折れてしまいますが、

つるを何かに巻き付けて伸びていけば、

細長い茎でも高いところに伸びていけます。

少ない栄養で陽の光が浴びられるわけです。

 

 

 

他の植物との過酷な生存競争に勝ち残るために、

アサガオはこういう習性を身に着けたのか!

と思いきや、しかし、それは、

アサガオがつるを巻く理由ではないそうで、

多くの研究者は、

つるを巻くアサガオがたまたま生き残ったと考えている

とのことです。

ミステリアスです、アサガオ。

 

 

 

それはそうと、

アサガオのつるって左巻きなんですって。

知ってました?

 

 

 

これはどうしてかというと、

つるの左側と右側で成長の速さが違うから。

アサガオのつるは、

右側の方が成長ホルモンが濃く、

左側は薄いのだそうです。

よって、右側が速く成長するため、

左回りにらせんを描きながら

支柱に巻きついていくんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホントに見事に左巻きです!

 

 

 

しかし、アサガオに左右があったのね。

 

 

 

調べれば調べるほど面白い

アサガオの習性ですが、

今日はそのアサガオの摘心の作業をしましたよ。

 

 

 

 

 

 

摘心とは、つるの先端の芽を摘むこと。

そうすることでつるを分枝させ、

子づる(脇芽)を出させるわけです。

そして、子づるもある程度伸びたらカット。

こうして繰り返していくと、

横につるが伸びてボリュームのある形になり、

花をたくさん咲かせることができるというわけですが…、

我が家は狭いスペースに植えているので、

この摘芯でおしまいかしら。

 

 

 

アサガオでグリーンカーテンを作ろうとしているあなた。

ぜひ摘芯の作業をしてくださいね。

美しいグリーンカーテンになるはずですよ。