今日は旦那ちゃんと二人でおでかけ。

こんなことをしてきました。

 

 

 

 

 

 

柱を縛った紐を持ち、

何やら神妙なホアシユミ。

 

 

 

この写真だけで、

これはあの場所だ!!

と分かったあなたは、かなりの仏教通。

 

 

 

今日は、

川崎大師で今月いっぱい行われている

「大開帳奉修」に行ってきたのです。

 

 

 

実は、今年、

川崎大師を参詣するのは2度目です。

60歳も目前の1月26日に、

駆け込みで前厄の厄除け祈願をしてきたのです。

で、そのとき、

「5月には、

10年に一度の『大開帳奉修』が行われます。

ぜひご参詣ください」

というご案内がありまして、

5月には本厄の60歳になっている!

本厄の厄除け祈願は、

ぜひこの期間にしてもらおう!!

と思いつき、

今回の参詣になったという次第。

 

 

 

 

 

 

さて、川崎大師の大開帳について

改めてご紹介しておきましょう。

 

 

 

川崎大師の大開帳は、

十年目ごとに奉行われるのがならわしで、

5月の1ヶ月間にわたり奉修されます。

大本堂内では、お開帳されたご本尊さまの前に

御戸帳(みとちょう)という金の大きな幕が張られ、

普段は良く見えないご本尊さまの姿を

本堂の中でははっきり見ることができます。

また、期間中は毎日さまざまな法要や行催事が行われ、

ご本尊厄除弘法大師さまと

より深いご縁を結ぶ事ができる大変良い機会

というわけなのです。


 

 

 

 

 

大山門前には「大開帳奉修」の立て札。

 

 

 

境内に入ると目につくのが・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

供養塔。

長い列が出来ています。

私もその列に並び、

 

 

 

 

 

 

綱を持てばいいのかと

このようなポーズになったのですが、

実はこれ、大きな間違い。

 

 

 

この白い綱は

「お手綱(おたづな)」といいまして、

大開帳期間中、

ご本尊さまから繋がっている綱なのですね。
これに触れることで、

ご本尊さまとより親しく

ご縁を結ぶことができるありがたい綱、

ということで、

本来はこの綱を挟んで手を合わせる、

というのが正しい形だったようです。

お話を聞く前に列に並んでしまったので、

こんなことになりました。

弘法大師さま、申し訳ありません。

 

 

 

さて、先ほどのパンフレットにも書かれていますが、

大開帳といえば「赤札」!

「赤札」とは、大開帳奉修期間に限り授与される、

10年に一度の特別な護符。

「川崎大師赤札授与の大開帳」

という言葉もあるそうです。

 

 

 

ですので、「お手綱」に触れた後、

13時からの護摩祈祷の申し込みをすませた旦那ちゃんと私、

「赤札」ゲットに乗り出します。

案内の方に教えていただき、

「赤札」の列に並んだのですが、この列の長さたるや!

この時、時刻は12時ごろ。

とりあえず列に並んだものの、

「赤札」をいただく間に護摩祈祷が始まってしまったら本末転倒、

手元のスマホに「川崎大師」「赤札」などと打ち込んで、

どういうシステムになっているのか、

皆目、見当がつきません。

列の整理をしている人に尋ねたところ、

なんと「赤札」の授与はお護摩祈祷の後であると。

これは、残念ではありますが、諦めねばなりません。

列から離脱し、

本堂で本厄の厄除け・護摩祈祷をしていただいたのでした。

 

 

 

ちなみに、今日の13時からの御祈祷は

「大般若経転読会(だいはんにゃきょうてんどくえ)」。

大般若経とは、600巻にもおよぶ唐の玄奘三蔵訳の大部の経典で、

大導師と12人の僧侶が、夥しい経典を、

アコーディオンを弾くように、

空中にかざしながらびらびらびら~っと広げては畳み、

お経をあげていくのです。

けっこう荒々しい声色でしたが

(旦那ちゃんは「ロックだったね」と)、

視覚的な面白さもあり、

こんなお経もあるのだなと、ちょっとびっくりしました。

 

 

 

そんなわけで、念願の「赤札」を離脱しても、

十二分にご利益を感じたお護摩祈祷だったのですが、

祈祷を終えてから、思いがけないサプライズが!

 

 

 

 

 

 

「赤札」、いただけたんです!!

 

 

 

お護摩祈祷のあと出口に向かい、

お護摩札をいただくと、

その先にはなんとお坊さんが。

祈祷を受けた一人一人に、

「赤札」を授与しているのです。

そして、その前には、お金の入った箱…。

その箱に「気持ち」をお支払いし、

私も思いがけず「赤札」をいただくことができました。

正直、商売うまいな~、とは思いましたけれどもね、

しかし、ありがたい気持ちにはなります。

いただけて、よかった。

 

 

 

さて、いただいた「赤札」。

ぺらんとした小さな紙ですから、

そのまま保存するのは注意が必要ということで、

境内や参道には「赤札入れ」が売られています。

 

 

 

私はこれを購入。

 

 

 

 

 

 

指で押さえているのは、

こうしないと開いてしまうから。

 

 

 

 

 

 

このように「赤札」を挟みます。

 

 

 

 

 

 

ビニールのパッケージにセットして

出来上がり。

 

 

 

 

 

 

お店の方が

5円を入れてくれました。

ありがたさが増しますね!

 

 

 

しかし・・・、

12.5㎝×3.5㎝。

めっちゃ大きくはないけれど

それなりに大きいこのお札。

どうやって携帯しましょうか、

10年に1度のこの護符。