ヤッホ~!帆足由美です。

 

 

 

今日はまた、

一段と冷え込みが厳しかったですね。

自宅までの道が

まるでフリーザーのなかみたい。

 

 

 

って、

フリーザーに入ったことはないけれど。

 

 

 

さて、そんな極寒の日に、私は、

歌舞伎座の『猿若祭二月大歌舞伎』の初日

楽しんできたのですが、

今日は開場前に、中村勘九郎さんと

囃子方の十三世田中傳左衛門さんによる

「一番太鼓の儀」が行われ、

そちらも観てまいりました。

 

 

 

ちなみに、「一番太鼓の儀」とは、

江戸時代に芝居が始まる前に打たれた太鼓のこと。

寛永元年に初世田中傳左衛門が、

開場を知らせる太鼓を打ったのが始まりだそうです。

それを、十八世勘三郎さんと

囃子方の当代傳左衛門さんが、

平成中村座立ち上げ時に復活させたのですね。

いまの歌舞伎座で行われるのは、

2017年の『猿若祭二月大歌舞伎』の初日以来

7年ぶりということで、寒い中にもかかわらず、

歌舞伎座前には人がいっぱい!

 

 

 

 

 

 

やっと入り込めたのがこのポジション。

こうなるとは思っていたのですが、

寒いなか、長いこと待っていると

また風邪がぶり返すかもとひるみまして。

 

 

 

 

 

 

頑張ってスマホを高く掲げたら

太鼓が写った!!

 

 

 

 

 

 

でも、勘九郎さん、傳左衛門さんが登場すると

みんながスマホを高く上げて、

しかも、私の前のおじさまはタブレットで、

見え~~~ん!!

 

 

 

 

 

 

人と人の隙間から、

なんとか勘九郎さんが写せました!

 

 

 

 

 

 

微笑んでる!!

「中村屋ぁ~!」の大向うが、

あちこちから何度もかかりました。

 

 

 

肝心の「一番太鼓」は、約2分、

結構長い時間打っていましたね。

打っている傳左衛門さんのお姿は

まったく見えませんでしたが、

太鼓の音はしっかり楽しみました。

風情がありましたよ。

 

 

 

 

 

 

続いて勘九郎さんがご挨拶。

お父様の十八代目勘三郎さんの

十三回忌追善として

『猿若祭二月大歌舞伎』を興行できることが

本当に嬉しい、

中村屋一同、一生懸命勤めるので、

ご来場のほどよろしくお願いします、と。

 

 

 

そして、2月に「猿若祭」が行われる

そのワケの説明も。

寛永元(1624)年に初代猿若勘三郎が、

今の京橋付近に櫓を建て、江戸歌舞伎がスタート。

それが2月15日のことだったそうです。

なので、「猿若祭」は2月開催なのですね。

 

 

 

加えて、今年は寛永元年からちょうど400年の

記念すべき年である、というお話も。

次に聞こうと思ったら100年後ですから、

今日「一番太鼓」を聞けた人はラッキーですね!

なんてことも仰っていました。

たしかに、ラッキーだわ。

 

 

 

 

 

 

儀式が終わった後、

やっと撮ることのできた太鼓。

 

 

 

 

 

 

歌舞伎座大間には

十八世中村勘三郎さんの祭壇。

57歳で亡くなったのですよね。

早すぎたなあ。

 

 

 

 

 

 

劇場に入ると、黒・白・柿の

中村座の定式幕が!

ちょっと興奮しました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開場まで時間があったので、

あちらこちらから歌舞伎座を撮影。

 

 

 

この後は、

もちろん昼の部を満喫したのですが、

お芝居については、日をあらためて書きます。

ただ、一言感想を書くとするなら、

ひじょうに充実していました!

 

 

 

十八世中村勘三郎十三回忌追善

『猿若祭二月大歌舞伎』

2月26日㈪千穐楽です。