ヤッホ~!帆足由美です。

 

 

 

前回まで3回に渡り

歌舞伎の感想を書いてきましたが、

今回はまた旅シリーズにもどります。

夫婦二人de有馬温泉そぞろ歩き

の記録でございます。

 

 

 

実は食べ物関係、

まだ全然書いていないんですよね~。

もちろん、神戸ビーフとかフグとか、

いろいろ美味しいものを食べてきましたが、

有馬温泉といえば、やっぱりこれ!

 

 

 

 

 

 

炭酸せんべい♪

 

 

 

有馬温泉には、

泉質の異なる2種類のお湯が存在します。

鉄分・塩分を多く含み、

酸化して茶褐色になった金泉

そして、無色透明のラジウム泉、

炭酸を含んだ炭酸泉は銀泉と呼ばれます。

その炭酸泉を利用して作られているのが、

炭酸せんべい。

 

 

 

炭酸せんべいを売るお店はたくさんありますが、

目を引いたのが

「湯の花堂本舗 太閤通り店」

この黄色いプレート。

 

 

 

 

 

 

賞味期限5秒!?

そして、「なま」!?

 

 

 

店のなかでは職人さんが

一枚一枚炭酸せんべいを焼いています。

 

 

 

 

 

 

これは食べずにおらりょうかと注文し、

出来上がりをまず、写真撮影!

で、最初の写真が撮れたのですが・・・、

お店の方がその様子を見てすごい慌てよう。

「うわ~、早く食べないと!」

 

 

 

そうなんです。

写真を撮る間に5秒などあっという間に過ぎ、

私の手元の炭酸せんべいは、ごく普通の、

出来立てパリサク炭酸せんべいに

なってしまったのです・・・。

これから召し上がる方、ご注意を。

 

 

 

でも、その後に焼いてもらった

だんなちゃんの一枚にかぶりつきまして、

「なま」のむにゅっとした食感も

無事味わうことができました。

 

 

 

夫婦二人旅って、こういうところがいいわね。

・・・って、それだけかいっ!?

 

 

 

さて、炭酸せんべいがあちこちで売られていることは

先ほども書きましたが、

店舗が古めかしくて趣きがあったのが

「三津森本舗」の湯本坂の木造のお店

炭酸せんべい発祥の店で、

築120年以上だとか!

残念ながら、写真がないのですが。

 

 

 

工房のなかでは職人さんが3人、

分厚い鉄板を前に

ひたすら炭酸せんべいを焼いています。

その姿が、かっこいいのですよ。

しばし見とれた後、

売り場の方に試食したい旨をお伝えすると、

職人さんがなかからガラリと引き戸を開けて

焼きたてを渡してくれました。

パリッと軽やかな食感で、優しい甘さ。

ここでは、お土産の炭酸せんべいを購入しました。

 

 

 

ところで、「三津森本舗」は、

ほかにも何軒もお店を構えています。

お饅頭やかりんとうなど和菓子も売るお店、

パフェなどの甘味が食べられるお店など、

形態はバリエーションがありますが、

炭酸せんべい1本の湯本坂のお店は、

渋くてかっこよくて素敵でしたよ。

 

 

 

と書いているうちに、

あのパリサク食感、懐かしくなってきました~。

 

 

 

有馬温泉の街並み。

「関西の奥座敷」なんて異名もあるようですよ。

落ち着いた街並みが素敵です。

 

 

 

 

 

 

私が出掛けたのはお正月休み明け、

加えて成人の日の三連休明けで、

お店はどこもお休みという状態。

これは1月10日の写真なので、

軒先にまだお正月飾りがありますね

(関西では1月15日までが「松の内」)。

 

 

 

炭酸せんべいのほかにもうひとつ食べたかった、

神戸牛のコロッケのお店もお休みで、

「人出の少ない時に旅行に出るというのは、

こういうことだよね~」

と、夫婦そろって大いに勉強になった次第です。

でも、この落ち着いた街並みを

ゆっくり歩くにはちょうどよかったのかも。

 

 

 

 

 

 

丸型ポスト、またもや発見!

これも湯本坂にありました。

 

 

 

さて、炭酸せんべいで

すっかり胃を刺激された年男&年女は、

ランチの場所を探し始めます。

たどり着いたのがこちら。

 

 

 

 

 

 

「茶房 チックタク」

 

 

 

築100年の「竹田邸」を改築した古民家カフェ。

店内には、屋号の由来なのでしょう、

アンティークの時計が飾られています。

ピンボールマシーンも数台あって、

これは往年の人気デザイナーが作った

名機なのだとか。

漆喰の壁に木のテーブルとイス、

ほっと一息落ち着ける空間でいただいたのが

この一皿でした。

 

 

 

 

 

 

有馬薬膳カレー♪

 

 

 

雑穀米に薬膳カレーがかかっています。

使用しているスパイスは、

コリアンダー、クミン、ターメリック、クローブ、

シナモン、カルダモンなどなど。

仕上げに、有馬名物の山椒をトッピング。

松の実などのナッツもたっぷり。

辛さはさほどありませんが、

各種スパイスの風味が調和して、

複雑な味わいなんですが、

最後にホッとする味でした。

添えられたニンジンと大根(なます風?)と厚揚げも、

名脇役でした。

 

 

 

 

 

 

コーヒーは、

コクと深みがあるのに後味スッキリ。

私好みのお味でした。

 

 

 

さあ、歩いて、詣でて、食べて、

また歩いて。

有馬温泉そぞろ歩きのシメは、

最初から決めていたココ。

 

 

 

 

 

 

日帰り温泉「銀の湯」♪

 

 

 

有馬温泉には

金泉・銀泉の2種類の泉質がある、

という話は先ほども書きました。

私たちの宿泊先のお風呂は金泉だったので、

銀泉にもぜひ入ってたいと

こちらに立ち寄りました。

 

 

 

料金は、大人700円(平日550円)。

「金の湯」「銀の湯」2館券だと

タオル付で1200円とリーズナブルですが、

私たちは宿で金泉に入れますので、

こちらのお風呂のみに。

 

 

 

浴槽はこぢんまりとはしていましたが

清潔感にあふれ、

お湯もとてもよかったです。

金泉は茶褐色で、

鉄分・塩分が強く弱化の刺激がありますが

(それはそれで好き)、

銀泉は無色透明、さらりとしたお湯でした。

冷え切った体が、すっかり温まりました。

 

 

 

そして、お風呂上りにはやはりこれです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありまサイダーてっぽう水♪

 

 

 

炭酸はかなり強め、甘さは控えめ。

すっきりとした味わいで、

風呂上りにはぴったりの1本でした。

レトロなラベルもいいですよね~。

 

 

 

というわけで、

大満足の有馬温泉そぞろ歩きだったのですが、

実はもう1か所、

穴場的スポットにも行ってきたのです。

そのお話は、次の回に~。