ヤッホ~!帆足由美です。

 

 

 

観たい、観たいと思っていたこの映画、

大変遅れ馳せになりましたが、

観てまいりました!

 

 

 

 

 

 

『RRR』!!!

 

 

 

映画ファンの方ならご存じと思いますが、

監督は、あの『バーフバリ』シリーズの

S・S・ラージャマウリ。

舞台は1920年、

英国植民地時代の激動のインド。

運命に導かれて出会った2人の男、

ビームとラーマが、

唯一無二の親友となったにも拘らず、

あることをきっかけに

友情か?使命か?

という究極の選択を迫られるさまを描く

エンターテインメントアクションです!

 

 

 

面白かった!!!

 

 

 

超をいくつ付けても足りないくらい、

面白かったです~。

全編179分もあるのですが、

え?うっそ!うわぁ~!!

という場面の連続で、

私には99分に感じられました。

エンドロールが終わったあと、

思わず拍手をしそうになりました。

誰も拍手しなかったので止めたのですが。

すればよかったな。

 

 

 

なにしろね、テンポが良い!

物語がスピーディーに展開するのです。

次は?次は?という気持ちで

前のめりで映画の世界に入れます。

そして、これでもか!という過剰な演出

(誉め言葉)

が楽しすぎる!

特にアクションが素晴らしく、

ド派手で豪快で、しかも美しいんです。

どのシーンを切り取っても、絵になる!

それから、音楽!!

第95回アカデミー賞でインド映画史上初となる

歌曲賞受賞を果たした

劇中歌の「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」。

ビームとラーマの2人が、この曲に乗って

超高速でキレッキレの踊りを披露する様子は

かなり話題になったので、

映画を観ていない人もご存じと思いますが、

映画の一部として観ると、さらに凄かった!

インド映画は、突然登場人物が

歌って踊り出すことがしばしばあるのですが、

このナートゥは実に自然に物語に組み込まれていて、

洗練を感じました。

もちろん、ビームとラーマの踊りも

見ごたえたっぷりでした。

 

 

 

しかし、それはかなり序の口で、

この映画は、ありとあらゆる場面で

音楽が素晴らしい味付けをしているのですよ。

効果音的にこれ見よがしに(誉め言葉)

不穏な音を奏でたり、

戦うビームとラーマの姿をスクリーンに映しながら、

人物像を歌詞にして朗々と歌い上げたり、

ミュージカルですね、これは。

ミュージカル好きはきっと好きだと思います。

そして、何かに似ていると思いながら

家路についたのですが、

歌舞伎の音の演出にも通じるところがあるんですよ。

物語を語る竹本とか、

見得を切りまくりのアクションとか、

超人的に強い主人公とか、

因縁につぐ因縁で展開する物語とか、

歌舞伎好きな方にも是非ご覧いただきたいです。

いや、すべての方にお勧めしたいですね。

公開からこんなに時間が経ってやっと観た

私が言うのもなんですが。

 

 

 

『RRR』、とにかく楽しいです!

映画館で観たほうが絶対にいい作品ですよ。

ぜひ!