ヤッホ~!帆足由美です。

 

 

 

今回のブログは、

先日の歌舞伎座で

観劇の記念に買ってきました、

こちらのお菓子の感想です。

 

 

 

 

 

 

第一部、松本幸四郎さんが

冷徹無比な人物を熱演しているお芝居

『花の御所始末』ゆかりのお菓子。

舞台となる京都の老舗和菓子店

「京菓子司 俵屋吉富」の

「雲龍(半棹)」972円。

 

 

 

箱の意匠も素敵なんです!

 

 

 

 

 

 

龍です!!

 

 

 

このお菓子は、

七代目菓匠・石原留治郎氏が生み出したもの。

京都・相国寺所蔵の

「雲龍図」(狩野洞春筆)に感銘を受け、

龍のたくましさや雄々しさを

お菓子で表現できないかと

長年にわたり構想を練り、

試行錯誤の末に誕生したとのこと。

この箱にもその思いが詰まっているんですね。

 

 

 

それにしても、

「龍のたくましさや雄々しさを

お菓子で表現できないか」って、

すごい!

 

 

 

お店のホームページを見ますと、

「弊店代表銘菓。
国産の大粒小豆を用い

絶妙な水加減、火加減で炊きあげた小倉餡を

しっとりと仕上げた村雨餡で一本一本手巻きし、

雲にのる龍の荘厳で雄々しい姿を
表現いたしました。
京菓子職人の修練された

技術と愛情とが込められた

俵屋吉富が誇る一世の銘菓でございます。」

とあります。

 

 

 

なるほど。

とっても美味しそう!

ところで、「村雨餡」ってなあに?

 

 

 

調べてみました。

 

 

 

「村雨(むらさめ)」とは、

秋から冬にかけて、

断続して急に激しく降る雨のこと。

俳句や短歌の季語にもなっています。

「村雨餡」は、

その様子を和菓子に仕立てたもので、

米粉もしくはもち粉とこし餡を混ぜ、

そぼろにして蒸したもの。

非常にあっさりとしていて

とても口溶けがよいのが特徴。
茶道の盛んだった大阪の泉州地方では、

生餡を主体とした独特の村雨生地が

古くから伝えられた、とのことです。

 

 

 

調べながら、

ああ、今まで何度も食べたことのある、

あの餡ね!

と合点がいきました。

これまで知らなくてごめんなさい。

 

 

 

さあそれでは、

名前がわかったところで

食べてみましょう!

 

 

 

美味し~い!!!

 

 

 

食感はしっとり・もっちり、

村雨餡は口の中で

さあっと溶けていきます。

小倉餡の粒は素敵なアクセント。

甘さは程よく、小豆の風味が際立ちます。

贅沢な気持ちになるお菓子です。

あまりに美味しくて、

一切れ食べた後に

また一切れ切ってしまいました(;^_^A

 

 

 

「俵屋吉富」、

関東では西武百貨店池袋本店に

出店しています。

オンラインショップもありますよ。

また、歌舞伎座1階お土産処「木挽町」は、

歌舞伎のチケットを持っていない人も

お芝居のある日は入ることができます。

『三月大歌舞伎』は3月26日㈰が千穐楽です。

気になる方はぜひ。