ヤッホ~!帆足由美です。

 

 

 

今回も、前回に続き

木更津たぬき旅について。

前回は、JR木更津駅周辺の

たぬきスポットをご紹介しましたが、

木更津のたぬきといえば、

やはりこちらは外せません!

 

 

 

 

 

 

證誠寺(しょうじょうじ)。

 

 

 

JR木更津駅西口から約600m、

矢那川沿いの市街地にある

浄土真宗のお寺です。

 

 

 

 

 

 

道路沿いには

お月様とたぬきの看板が。

ここを進んでいきますと、

 

 

 

 

 

 

境内入り口。

こじんまりとしていますが、

松や杉、檜などが生い茂り、

ひじょうに趣きがあります。

 

 

 

 

 

 

萩の花がきれいに咲いてる!

と思って撮影していたら、

参詣客の方が

「もうすぐ終わりだけれど

白萩もあるよ」

と教えてくださって、

 

 

 

 

 

 

白萩、珍しいですよね!

私、初めて見ました!

散り際でしたが、見られてよかった~。

 

 

 

 

 

 

これは、さざんか、でしょうか。

まだ1輪しか咲いていなかったのですが、

微妙なグラデーションが

とっても可愛い!!

 

 

 

 

 

 

入って右手にすぐ見えるのが鐘楼。

とても立派。

 

 

 

そして境内を進んでいくと、

いちばん奥に

最初の写真と同じですが、

 

 

 

 

 

 

本堂です。

 

 

 

 

 

 

本堂の軒に、たぬきモチーフの、

これはレリーフ、ではなくて

なんと言えば・・・?

でも、とってもきれい!

 

 

 

さて、この證誠寺に伝わるのが、

「狸ばやしの伝説」です。

月夜の晩に和尚さんとおはやしの競争をして、

ついには腹の皮が破れて死んでしまった大狸の

おかしくも哀れな伝説で、

群馬県館林市茂林寺の『分福茶釜』、

愛媛県松山市の『八百八狸物語』と並んで、

日本三大狸伝説の一つとして

語りつがれているんですね。

 

 

 

本堂の左手前にはこんなものが。

 

 

 

 

 

 

狸塚。

 

 

 

そしてもう一つ、

 

 

 

 

 

 

童謡「証城寺の狸ばやし」の碑。

 

 

 

 

 

 

そう、字が違うので

ご存じない方もいるかもしれませんが、

證誠寺は、

「しょ、しょ、しょじょじ~、しょじょじの庭は~♪」

のあの童謡、

「証城寺の狸ばやし」の舞台となった場所なんです。

その誕生秘話は・・・、

 

 

 

江戸時代初期に創建された證誠寺は、

木更津では唯一の浄土真宗のお寺。
お坊さんは芸達者な人だったらしく、
雅楽などを用いたその法要は

村人たちの耳に不思議に聞こえて

話題となったそうです。

それが、萩や薄の咲き乱れる境内で

月に照らされながら、

住職と大小百匹ばかりの狸が一緒に、

「證誠院のペンペコペン、

おいらの友だちゃドンドコドン」

と歌いつつ、幾晩も楽しく踊った、

という「狸ばやしの伝説」になったのではないか、

と言われているそうです。

 

 

 

その「狸ばやしの伝説」を基にして

童謡の「証城寺の狸囃子」が発表されたのが

大正14年のこと。

作詞は野口雨情、作曲は中山晋平という

当時の黄金コンビが手がけました。

きっかけは、大正8年、

木更津の講演会に招かれた詩人の野口雨情が

「狸ばやしの伝説」を知ったこと。

その伝説を基に、

児童雑誌『金の星』大正13年12月号に詩を発表、

その詩に中山晋平が曲を付けたのが大正14年。

そして、昭和の初め、

NHKの番組で紹介されたことで

「証城寺の狸囃子」は全国的に知られるようになり、

文部省唱歌になった、というわけなのです。

 

 

 

そして、證誠寺では、

童謡「証城寺の狸ばやし」の大ヒットを記念して、

昭和4年に狸塚が、

昭和31年に童謡碑が建てられたのですね。

野口雨情が狸塚を訪れた写真は、

お寺の公式サイトに載っています。

 

 

 

さあ、木更津とたぬきとの

深~い関係を知ったところで、

欲しくなるのがたぬきにちなんだお菓子です!

・・・というのは私だけ?

いや、そんなことないでしょう!

探してみたら、ありましたよ~。

 

 

 

 

 

 

證誠寺から

徒歩6、7分のところにある和菓子屋さん、

岡埜栄泉堂本店。

 

 

 

木更津にちなんだお菓子が色々ありましたが、

今回はなんといっても「木更津たぬき旅」ですので、

まずはこちらのお菓子を。

 

 

 

 

 

 

たぬきがモチーフの

「木更津ポン太シリーズ」、

左が「木更津ポン太ゴーフレット」

右が「木更津ポン太腹づつみ」というダックワーズ。

優しいお味です。

 

 

 

そしてこちらが、

 

 

 

 

 

 

「きぬたくんどら焼き」

良い色です!

 

 

 

 

 

 

ひとつひとつ丁寧に手焼きしたという生地は

しっとり&みっしり、甘~い香り。

餡は粒あんで、小豆の風味と

ちゃんとした甘さが楽しめます。

小ぶりですが、どら焼き食べたぞ~、

という満足感が味わえます。

 

 

 

 

 

 

今回の取材でお話を伺った

「木更津みち案内人」の服部量三さん

(なんと御年93歳!とってもお元気!)と

スパークルシティ木更津の外で記念撮影。

 

 

 

後ろの壁画は、

木更津が舞台になった歌舞伎の人気演目

「与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)」

浮世絵です。

そう、歌舞伎ファンの私、

実はこの演目のゆかりのスポットも

一つ一つ訪ねたかったのですが、

今回は割愛。

次の木更津旅では、

ぜひ回ってみようと思っています。

でも、服部さんからは少しお話が聞けて嬉しかった!

 

 

 

番組でもご紹介しましたが、

「木更津みち案内人」は、

木更津の名所や歴史などを

無料で案内してくれるサービスです。

人数や、時間、興味のある事がらによって、

臨機応変に対応してくれるそうです。

利用の仕方など、詳しく知りたい方は、

「木更津みち案内人協会」の

ホームページをご覧くださいね。

 

 

 

旅の終わりには

こちらでも記念撮影。

 

 

 

 

 

 

東口の千葉銀行木更津支店。

千葉銀行の皆さま、

いつもお世話になっております~!