ヤッホ~!帆足由美です。
コスプレ、といっても
最近アニメファンなどの間で人口めきめき増加中のコスプレ、ではなく
コスチュームプレイのほうです。
(でも今「コスチュームプレイ」で検索かけると
やたらとアヤシイものばっかり引っ掛かるのよね(;^_^A)
コスチュームプレイとは、
豪華絢爛な衣装をまとって演じられる時代劇・歴史劇のこと。
好きなんですよね~~~、私。
だって衣装だけ見ていても楽しいでしょう?!
加えて、現代では考えられないような文化・生活様式・モラル、
ゴージャスな建築物・庭園・調度品etc.
スクリーンの至る所に目をくぎ付けにするポイントが点在して、
本当に、ワクワクします。
学生時代の歴史の授業も
こんなコスチュームプレイを観賞しながら教えてくれればよかったのにな。
さて、そんなコスチュームプレイ好きの私が
一昨日観てまいりましたのが、こちら。
「マリー・アントワネットに別れを告げて」
12月15日(土)から公開
そのドラマティックな人生は幾度も小説になり、映画になり、
そう日本では漫画にもなりました!
子供の頃「ベルばら」で
フランス革命、虚実ないまぜに覚えましたっけ。
この映画は“悲劇の女王”といわれ、
今なお人々の心を魅了し続けるマリー・アントワネットの知られざる姿、
そしてフランス王制が崩壊する1789年7月14日から17日までの4日間を
なんとユニークなことに〈王妃の朗読係の少女〉の視点から描いています。
王妃に仕えるシドニーを演じるのがレア・セドゥ。
もぎたての果実のような女優さん。
東京国際映画祭でこの作品が上映された時には
ブノワ・ジャコー監督とともに舞台あいさつをしたので、
生レアちゃん見ました♡なんてファンもいるはず。
うらやましい!
そして王妃マリー・アントワネットは、
監督の「フランス人ではない女優に演じてもらいたい」との考えから
マリー・アントワネットと同じく
ドイツ語が母国語というバックグラウンドのダイアン・クルーガー。
これまで観たどの映画のマリー・アントワネットよりも
強い意志をもつ大人の女性を演じていたのが印象的。
その王妃の寵愛を一身に受け、
歴史上では王妃の浪費の増大した一大要因といわれる
ポリニャック夫人にヴィルジニー・ルドワイヤン。
この、物語の中核をなす
それぞれに個性的な美女たちのビミョ~な関係が、
パリの民衆の手によってバスティーユ陥落!
革命の嵐がもう間もなくここにも及ぶのかっ!!
と、王侯貴族の間で、じりじりする空気が広がるヴェルサイユ宮殿を背景に描かれるさまは、
歴史劇でありながらサスペンスでもあるんですな~~~。
そして映画のもう一つの主役はヴェルサイユ宮殿!
劇中登場する鏡の間、隣接する客間、ヘラクレスの間、プチ・トリアノン、
中庭、宮殿周辺の鋪道などは本当に本物の、ヴェルサイユ宮殿!!!
通常入場禁止の場所で撮影が行われているんですよ~~~。
これはもう、一見の価値あり!
また広い宮殿のなかには、王侯貴族の居住する贅を尽くしたエリアだけではなく、
多数の使用人たちの暮らす、
およそ衛生的とは思えない、薄暗~い場所もあるのですが、
この作品ではその様子が詳細に描かれていて、
これ、コインの裏表を同時に覗き見るような気分になります。
ヴェルサイユ、もっと調べてみたくなってきちゃった!
原作は、フランスで最も権威ある文学賞の一つフェミナ賞を受賞した
シャンタル・トマの「王妃に別れをつげて」。
これを読んでから観ると、
面白さがぐっと増しそうです。
コスチュームプレイ。
豪華絢爛な衣装の裏側にひそむ欲望やエゴや情熱。
ものすごく人間的な、
なんだか熱いどろどろしたものを感じるからこそ、
こんなにも心惹かれるのかな、
とあらためて感じた作品でした。
コスプレ、といっても
最近アニメファンなどの間で人口めきめき増加中のコスプレ、ではなく
コスチュームプレイのほうです。
(でも今「コスチュームプレイ」で検索かけると
やたらとアヤシイものばっかり引っ掛かるのよね(;^_^A)
コスチュームプレイとは、
豪華絢爛な衣装をまとって演じられる時代劇・歴史劇のこと。
好きなんですよね~~~、私。
だって衣装だけ見ていても楽しいでしょう?!
加えて、現代では考えられないような文化・生活様式・モラル、
ゴージャスな建築物・庭園・調度品etc.
スクリーンの至る所に目をくぎ付けにするポイントが点在して、
本当に、ワクワクします。
学生時代の歴史の授業も
こんなコスチュームプレイを観賞しながら教えてくれればよかったのにな。
さて、そんなコスチュームプレイ好きの私が
一昨日観てまいりましたのが、こちら。
「マリー・アントワネットに別れを告げて」
12月15日(土)から公開
そのドラマティックな人生は幾度も小説になり、映画になり、
そう日本では漫画にもなりました!
子供の頃「ベルばら」で
フランス革命、虚実ないまぜに覚えましたっけ。
この映画は“悲劇の女王”といわれ、
今なお人々の心を魅了し続けるマリー・アントワネットの知られざる姿、
そしてフランス王制が崩壊する1789年7月14日から17日までの4日間を
なんとユニークなことに〈王妃の朗読係の少女〉の視点から描いています。
王妃に仕えるシドニーを演じるのがレア・セドゥ。
もぎたての果実のような女優さん。
東京国際映画祭でこの作品が上映された時には
ブノワ・ジャコー監督とともに舞台あいさつをしたので、
生レアちゃん見ました♡なんてファンもいるはず。
うらやましい!
そして王妃マリー・アントワネットは、
監督の「フランス人ではない女優に演じてもらいたい」との考えから
マリー・アントワネットと同じく
ドイツ語が母国語というバックグラウンドのダイアン・クルーガー。
これまで観たどの映画のマリー・アントワネットよりも
強い意志をもつ大人の女性を演じていたのが印象的。
その王妃の寵愛を一身に受け、
歴史上では王妃の浪費の増大した一大要因といわれる
ポリニャック夫人にヴィルジニー・ルドワイヤン。
この、物語の中核をなす
それぞれに個性的な美女たちのビミョ~な関係が、
パリの民衆の手によってバスティーユ陥落!
革命の嵐がもう間もなくここにも及ぶのかっ!!
と、王侯貴族の間で、じりじりする空気が広がるヴェルサイユ宮殿を背景に描かれるさまは、
歴史劇でありながらサスペンスでもあるんですな~~~。
そして映画のもう一つの主役はヴェルサイユ宮殿!
劇中登場する鏡の間、隣接する客間、ヘラクレスの間、プチ・トリアノン、
中庭、宮殿周辺の鋪道などは本当に本物の、ヴェルサイユ宮殿!!!
通常入場禁止の場所で撮影が行われているんですよ~~~。
これはもう、一見の価値あり!
また広い宮殿のなかには、王侯貴族の居住する贅を尽くしたエリアだけではなく、
多数の使用人たちの暮らす、
およそ衛生的とは思えない、薄暗~い場所もあるのですが、
この作品ではその様子が詳細に描かれていて、
これ、コインの裏表を同時に覗き見るような気分になります。
ヴェルサイユ、もっと調べてみたくなってきちゃった!
原作は、フランスで最も権威ある文学賞の一つフェミナ賞を受賞した
シャンタル・トマの「王妃に別れをつげて」。
これを読んでから観ると、
面白さがぐっと増しそうです。
コスチュームプレイ。
豪華絢爛な衣装の裏側にひそむ欲望やエゴや情熱。
ものすごく人間的な、
なんだか熱いどろどろしたものを感じるからこそ、
こんなにも心惹かれるのかな、
とあらためて感じた作品でした。